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勤務先で給料を得ながら起業するベストな方法 許諾を得るのが難しい場合はどうする?

東洋経済オンライン / 2024年3月6日 16時0分

当然、副業OKの会社に勤務されている方は、特段問題ないかと思います。ただ、99%が禁止ということなので、おそらくあなたの勤務先も「副業NG」であり、その中でどのように起業活動を進めようか悩んでいるのではないでしょうか?

対応策として考えられる選択肢は、転職するか、許諾を取るか、無視するか、ですよね。であれば、まずは「副業OK」な会社に転職するという選択肢があるかと思います。

ただ、「副業OK」と明確に宣言している会社は、一部の人気大手企業か急成長ベンチャー企業がほとんど。人気企業のため応募の倍率も高く、多くの方にとっては選択肢に入らないのではないでしょうか?

現実的な選択肢としてありうるのは、知人・友人に経営者がいれば、独立できるまでの期間、雇ってもらえないか依頼すること。ただ、そのような知人・友人がいる方は、少ないかもしれません。

次に、正社員転職を諦めて、アルバイトに切り替えるという選択肢もあります。

ただ、雇用形態が変わると、収入・待遇が大きく変わる可能性もあります。すでに、何があっても確実に起業・独立すると決めている方にとってはいい選択肢となりますが、「成功したら、起業・独立したい」と思っている状態の方にとっては、なかなか踏み切れない選択肢かもしれません。

会社側にもメリットがあると思わせるストーリー

では、今働いている会社で、許諾を取るにはどうすればいいのでしょうか? 会社が副業を禁止している趣旨・目的を踏まえた上で、会社にできるだけ価値がある、許諾ストーリーを作ることが大事となります。

会社が副業を禁止する趣旨・目的とは、副業を通じて秘密裏に会社の資源を流出されたくない、競合されたくない、もしくは副業の延長線で離職されたくないことにあります。ですから、会社の資源を使わず、競合せずに、目の前の仕事を真面目にやり続ける前提であれば、会社側が副業を「否定」する理由はなくなります。

では、会社があなたにわざわざ副業を「許諾」する価値を見出すには、どのようなストーリーが考えられるでしょうか?

会社にとっての価値は、コストが下がるか、売上が上がるか、この2つになります。

例えば、皆さんが「1カ月後に退職する」といきなり会社へ伝えた場合、会社にはどのようなことが生じそうでしょうか?

退職金を支払い、さらには次の人を広告やエージェントを使って採用し、その人が機能するようになるまで育成工数をかけていく必要が生じます。つまり、会社からするとコストが一気に増えてしまうわけです。

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