1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

勤務先で給料を得ながら起業するベストな方法 許諾を得るのが難しい場合はどうする?

東洋経済オンライン / 2024年3月6日 16時0分

その前提に立つと、例えば「子どもが塾に行く必要が出てきて、今の給与では成り立たなくなりました。本当は今の会社も仕事も好きなので辞めたくないのですが、今のままでは給与がいいところに転職せざるを得ません。昇給を要望するのも申し訳ないので、副業の許諾だけ頂けないでしょうか」というストーリーなどが考えられます。

これは、離職によって会社に生じるコストを下げるためのストーリーとなっています。理由を、「親の介護」や「結婚資金」などに入れ替えると、いろんな方に使えるのではないでしょうか。

また、例えばあなたが社内で新規事業を立ち上げ、既存事業の売上・利益を超える事業成長を作り出した場合、経営者はとびきり嬉しいのではないでしょうか。

ただ、現実には、そんな簡単に成功する新規事業など生まれませんし、新規事業の提案自体、なかなか会社の承認レベルに到達しません。しかし、だからこそ、「本来、会社でやりたい新規事業なのですが、実績データがないと社内起案も通らないため、まずは副業という位置付けで個人のお金で仮説検証をさせて頂きたい。だから副業承認を頂けないでしょうか」というストーリーを立てます。

これは、会社が将来の新規事業開発を通じた売上拡大につながる可能性を感じながらも、自社のコスト持ち出しゼロで仮説検証できるというストーリーになっています。

では、どんなストーリーを作っても、「うちの会社では許諾がおりない」という方はどうすればいいのでしょう? 

その場合は、諦めるか無視するかしかありません。

「会社の規則を無視しましょう」と私が提案することはありませんが、やむを得ずそのような選択肢を選ぶ方も現実には多数います。

しかし、会社の規則を無視した場合、最悪、解雇になるかもしれません。起業・独立を考えている方にとっては、「元々辞めようと思っていたから問題ない」という方も多いようですが、解雇されることを不安に思う方もいるでしょう。

では、どうすれば、バレずに働きながら起業できるのでしょうか?

どうしても許諾を得られない場合は

ここで1つ考えて欲しいことがあります。

最近、あなたが新しく使いはじめたサービス、最近購入した商品は、何でしょうか? また、使っていなくても、「知った」商品・サービスは何でしょうか? 思いつくものをすべてあげてみてください。

その中に、どこの誰かわからない個人が、会社で働きながらの起業活動で提供している商品・サービスは含まれているでしょうか?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください