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勉強をしない中学生が変わる「3つのステップ」 反抗期は対応を変えてほしいというメッセージ

東洋経済オンライン / 2024年3月7日 7時40分

① 勉強しても点数が伸びないからやりたくない

② ゲームや動画の誘惑が強すぎて勉強に向かえない

③ 勉強以外に夢中になれる分野があり、そちらに全力を使ってしまっているため、勉強へのモチベーションが出てこない

特に①が最も大きい理由です。つまり、希望がなく、絶望状態にあることが最大の理由です。

(2)【教える】

次の段階は、教える段階です。教える内容は「計画の作り方」「勉強法」です。この2つを知らずに、勉強をやらせることは無謀です。なぜなら、やり方がわからないと、適当にやってしまい、やっても伸びないため、嫌気が差してしまうからです。

また何からやっていいかわからないため、勉強を始めるスタートも遅くなります。

当然結果は出ません。このようにして、子どもは勉強のやる気を失っていきます。

なお、計画法や勉強法は親が知らなくてもいいのです。そのときは、一緒に調べる姿勢を取ります。下手に親が方法を知っていると、押し付けてしまい、親子で喧嘩になる場合もあるので、一緒に調べるスタンスでいてください。

どうすれば解決できるかを一緒に考えていく

(3)【伴走】

最終段階です。やる気が出ない理由を一緒に考え、方法を一緒に見つけても、いざ始める段階になると、動けないこともあります。ですから、行動の歯車が回るまで、一緒に伴走します。伴走とは、監視することではありません。イメージでいえば、家庭教師の先生が「さあ、はじめようか」と言って、横についている感じです。自分で行動できるようになるまで、行いますが、上記の「共感」「教える」の段階を経ていれば、長くても2週間程度で行動の歯車が形成されます。そうすれば後は見守るだけです。

以上、3つのステップについてお話ししてきましたが、共通していることは「一緒」というキーワードです。現在されている説教には、「一緒」がありません。お子さんにはまだ「一緒」が必要です。そしてその後は、徐々に手を離していってください。

「子どもには、説教で当たり前の話をするのではなく、どうすれば解決できるかを一緒に考えていく」ことが大切です。是非実践してみてください。予想外に子どもが早く変化していくことに驚くと思います。

石田 勝紀:教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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