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ワコール社長「S/M/L」で下着の価値は伝わらない 構造改革で社内に軋轢、社員説明会で伝えたこと

東洋経済オンライン / 2024年3月7日 7時50分

PBR1倍割れというのは、言ってしまうと会社の存在意義がないよね、ということだろう。世の中から期待されていない会社だと。

そのような会社に社員は勤めたいのか? という疑問が生まれるのは当然で、市場に対してもそうだが、社員に対する責任を果たす意味でもPBR1倍は当然超えないといけない。そのためには分母(純資産)を減らすだけでなく、成長性を上げていく必要がある。

――そのためにROIC経営(ROIC=投下資本利益率。投下した資本に対して、どれだけ効率よく利益を稼ぎ出せているかを示す指標)を導入したわけですか。

先に話した通り、うちには在庫、不動産など過剰資本が依然として存在する。ROICという言葉を使っているが、シンプルに言えば少ない資本でいかに効率的に儲けられるかを1人ずつが考えよう、ということだ。商品なら10品番作って無駄を出すのか、3品番だけ作って売り切るのか。

販売も同じで、大きな売り場を作ろうとしたら施工費はかかるし、在庫も持たなきゃいけない。それだけ大きな売り場が本当に必要なのかを考えてほしい。実際はここまで単純ではないが、すべてROICの考え方だ。

山﨑 理子:東洋経済 記者

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