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ついに決勝「R-1グランプリ2024」見所を徹底解説 芸歴制限を撤廃、アマチュア芸人も参戦する

東洋経済オンライン / 2024年3月9日 12時20分

恋愛ネタを披露する女性芸人は少なくないが、キャラクターを深掘りし、リアルな狂気で笑わせる者はごく限られる。今年は、これまで以上にその武器が研ぎ澄まされていた。決勝のウケ具合が非常に楽しみだ。

R-1初のアマチュアファイナリスト

初出場組も個性豊かなメンバーが揃っている。とくに話題となったのは、R-1史上初のアマチュアファイナリスト、どくさいスイッチ企画だ。

アマチュアとはいえ、経歴は華やか。大学在学中は落語研究会に所属し、大学4年時に「全日本学生落語選手権」で優勝。その後、一般企業で働きながら活動し、2013年の「社会人落語日本一決定戦」で優勝、2019年の「新人お笑い尼崎大賞」の落語の部で優秀賞を受賞している。

コロナ禍になると年配者が多い落語会の開催が難しくなり、2020年からはもともとやっていたピン芸を再開。「全日本アマチュア芸人No.1決定戦2023」に出場し、コントで優勝している。今年のR-1準決勝でも、ネタの構成力や演技力はプロと遜色がなかった。実力派のアマチュア芸人が上位に食い込む可能性は十分にある。

かねて評価が高かった街裏ぴんくも、今年初のファイナリストとなった。架空の世界をまるで自身の体験談のように語るスタイルは、単なる漫談とは一線を画す凄みがある。

2022年に芸歴11年以上のピン芸コンクール「Be-1グランプリ」で優勝し、2019年、2023年に所属事務所の若手ナンバーワンを決める大会「トゥインクル1グランプリ」(コロナ禍により2020~2022年は中止)で2連覇。ここにきて勢いづいている彼が王者の座を射止めるか。

2022年にお笑いコンビ・きんめ鯛を解散した真輝志、普段トリオで活動するトンツカタンお抹茶も初の決勝進出を果たしている。真輝志はナレーションを使ったコント、お抹茶は独特な世界観のある歌ネタで勝負。どちらも会場を沸かせ、大会をかき回してほしい。

常連組も安定の決勝入り

そのほか、もはや大会の顔となっている3人も安定の決勝入りを果たしている。

とくにルシファー吉岡は、出場資格が得られなかった2021~2023年を除けば6大会連続のファイナリスト。『チャンスの時間』(ABEMATV)で“変態キャラ”にもスポットが当たり、芸人としての面白さに厚みを増している。

以前と変わらず、今年も得意のシチュエーションコントで勝負。大会の経験値、また芸歴による味わい深さで会場を制することができるか。初のファイナルステージ進出を決めるかも含め注目したい。

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