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もうすぐ発表「アカデミー作品賞」候補を一挙解説 『オッペンハイマー』など、注目作がそろう

東洋経済オンライン / 2024年3月9日 13時30分

作品賞、監督賞など13部門にノミネートされ、本年度アカデミー賞最有力候補と名高い映画『オッペンハイマー』© Universal Pictures. All Rights Reserved.

世界最高峰の映画の祭典「第96回アカデミー賞授賞式」が3月10日(日本時間3月11日朝)にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われる。

【図表】「アカデミー作品賞」ノミネート作品、日本ではいつ見れる?/ノミネート作品の写真

今年は『PERFECT DAYS』(国際長編映画賞部門)、『君たちはどう生きるか』(長編アニメーション賞部門)、『ゴジラ-1.0』(視覚効果賞部門)という3本の日本映画がノミネートしており、日本でも例年以上に注目を集めそうだ。

そこで今回はアカデミー賞をより深く楽しむために、今年のノミネート作品の傾向を、作品賞のノミネート作品を中心にまとめてみた。

注目の日本作品3つ

作品賞の解説に入る前に、注目の日本作品についておさらいをしてみたい。

視覚効果賞部門にノミネートされた『ゴジラ-1.0』はこの部門の本命。ハリウッド大作に比べると低予算作品でありながら、ゴジラの凶暴さを具現化した迫力のビジュアルはアメリカでも評価が高い。

ちなみにこの部門のライバルは『ザ・クリエイター/創造者』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ナポレオン』の4本となる。

宮崎駿監督(崎はたつさき)の『君たちはどう生きるか』は長編アニメーション賞部門にノミネート。多くの映画人の尊敬を集める宮崎監督の復帰作ということで、ゴールデングローブ賞の最優秀長編アニメーション映画賞を受賞するなど注目も高いが、オスカーの前哨戦として有力な全米製作者組合賞(PGAアワード)では『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が受賞するなど、接戦となっている 。その他のノミネート作は『マイ・エレメント』『ニモーナ』『ロボット・ドリームズ』。

国際長編映画賞部門にノミネートされたヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の『PERFECT DAYS』だが、カンヌ映画祭をはじめ世界中の映画賞を総なめにしているジョナサン・グレイザー監督の映画『関心領域』が強力なライバルとなりそうだ。その他のノミネート作品は『イオ・キャピターノ(原題)』(イタリア)、『雪山の絆』(スペイン)、『ありふれた教室』(ドイツ)となっている。

今年の作品賞のノミネート作品は以下の10本。日本では、授賞式当日までに6本の作品が鑑賞可能。残りの4本も6月までには日本でも公開が予定されており、すべて鑑賞可能となる。

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