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難関試験の合格者が知る「過去問」の正しい活用法 試験本番までにあなたが最低限めざすべきこと

東洋経済オンライン / 2024年3月15日 13時0分

過去問を「つぶす」ことが試験で結果を出す秘訣(写真:Graphs/PIXTA)

試験で結果を出せるかどうかに「がんばり」や「かけた時間」は関係ない。CFP6科目、行政書士、公認会計士試験、システム監査技術者と、自らが数々の難関試験に短期合格してきた宇都出雅巳氏はこう語ります。試験本番の問題を「あたりまえ」に解くために、過去問とどのように向き合うべきか説明します。

※本稿は宇都出雅巳氏の新著『どんな人でも1番結果が出る勉強法 合格は「あたりまえ化」の法則』から一部抜粋・再構成したものです。

時間・がんばりは結果と関係がない

司法試験に合格するには8000時間、公認会計士なら4000時間、税理士なら3000時間の勉強が必要です……。このように、資格試験であれば、合格にどれくらいの勉強時間が必要なのかを予備校などが出してくれています。これらはたしかに目安になります。

でも、それ以上でも以下でもありません。同じ1時間でも人によってその質は違うからです。

また、試験勉強を始めるときに、どれだけの知識・経験を持っているかや、論理的思考や文章を読む力などによっても変わります。ただ、わかりやすく計りやすいので、つい時間に目が向きがちです。

さらには、「がんばり」という試験への努力具合に注目しがちです。これも「これだけがんばったんだから」という、試験本番での自信につながるプラス効果があることは事実でしょう。でも、試験合格に直結しません。自分自身が感じることですから、ついこれにも注意が向きがちです。

実際、私が受験生の方からよく聞く言葉がこちらです。

「あれだけがんばったのに……(合格できなかった)」

勉強時間やがんばりは試験合格に直結しません。

何度もいいますが、あなたが注目すべきは「結果」です。「成果」でも「経過」でもないのです。では、試験勉強においてあなたが試験当日までにめざす「結果」とは何でしょうか?

過去問を「つぶす」

試験直前、「過去問」で合格点を超えられますか? それは過去問を「つぶす」ことです。試験直前、過去問をやって合格点を超えなかったら、合格できると思いますか?

もちろん、試験問題は毎回変わり、問題との相性もあります。当日のあなたのコンディションも大きく影響するでしょう。

でもまず、試験本番までにあなたが最低限めざすのは、「過去問」を解けるようになることです。さらには過去問を「つぶす」ことです。

単に「解ける」ではありません。「つぶす」のです。

では、「つぶす」とは具体的には何でしょうか?

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