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SAPIXが考える「頭のいい子」育てる手帳の活用 保護者は復習や宿題、解き直しをどう見守るか

東洋経済オンライン / 2024年3月20日 15時0分

子ども自身が学習の計画を立てられるよう、子どもでも無理なく続けられる「手帳活用術」とはどのようなものでしょうか?(写真:C-geo / PIXTA)

4月から新学年が始まるのを前に、子どもの塾や家庭学習について、取り組み方を見直そうという保護者もいるでしょう。そこで首都圏、関西圏に展開し、これまで10万人以上を指導してきた中学受験塾・SAPIX(サピックス)小学部監修の「手帳」活用術から、小学生でも無理なく続けられる勉強の習慣化と、保護者のサポートについて考えます(本記事は『SAPIX式 頭のいい子が使っている学力アップ手帳』から一部を抜粋し、再編集したものです)。

長年の中学受験サポートからわかったメソッド

わが子に「頭のいい子」になってほしいと願わない保護者はいないでしょう。では具体的に、頭のいい子とはどのような子どもだと思いますか?

【写真で見る】実際に小学生が手帳に書き込んだ様子がこちら

それは、ひと言であらわすと「自発的に学び続けられる子」です。自ら学び続けられることこそが、先の見えない時代を生き抜く「頭のよさ」であると考えています。

自発的に学び続けて学力を上げるためには、子どもが学びを楽しいと感じることが必須条件。できたことを自他ともに認めることで、学ぶ楽しさに加え「もっと学びたい」「もっと知りたい」といった好奇心・探究心が育ちます。

そこでおすすめしたいのが、手帳の活用です。

たとえば月の初めに「今月の目標」を立て、月の終わりに振り返りをしましょう。目標への意識づけができるように、お子さん自身が目標を書くようにしてください。記入例を下図で解説します。

*外部配信先ではすべての画像を見られない場合があります。その場合は東洋経済オンラインのサイトでご覧ください

毎月の初めに記入

【STEP1】「目標」欄には、4教科の勉強の目標に加えて、生活習慣の目標も書きましょう。勉強習慣をつけるには、生活の基盤を整えることも重要です。または、習い事の目標を生活の項目に書くのもおすすめ。スモールステップでレベルアップできる目標がベストです。

【STEP2】「何をする?」欄には、目標の欄に記入したことを達成するためには、どんなことをこの1カ月間にすればいいのかを考えて書きます。どうやって考えればいいのかわからない子も多いので、一緒に考えてあげてください。

毎月の終わりに記入

【STEP3】1カ月間どうやって過ごしたか、目標に近づくことができたかをお子さんと一緒に確認します。そして目標を達成できたかをお子さんが記入します。1カ月の振り返りをする際は、「できたこと」を認める声かけを心がけましょう。

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