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話題の「LUUP」徹底的に調べてわかった"実力" 渋谷周辺の100ポート全部回ってみた【前編】

東洋経済オンライン / 2024年3月24日 12時0分

また、これは私だけがそう感じたのかもしれないが、現在の交通事情の中において電動キックボードは異質なもので、そんな視線をひしひしと感じる。

自動車でも、自転車でもない、謎の乗り物。交通法規に従っていて乗っていても、どこかアウトサイダーでいるような感覚を覚えるのだ。

LUUPのポートのパターンがわかってくる

さて、この段階で40カ所ぐらいを回ってきている。

これぐらいまで来ると、だんだんとポートを見るのが嫌になってくる。というか、ポートを見すぎて、だいたいどんな場所にポートがあるのか、そのパターンが見えてくる。こうしたパターンについては後編で解説するが、一緒に行っていた友人などは、ほぼ超能力かのように、遠くからでもLUUPのポートを発見する力が身に付いたようだった。

途中からはだんだんと疲れてきて、ただLUUPのポートを発見するだけでは飽き足らず、「LUUPのポートはどこにあるでしょう」クイズなどもした。一本の通りを歩き、どこにLUUPのポートが潜んでいるのかを当てるのである。

ちなみに、以下のポートは見つけづらくて、印象に残っている。

建物の奥まった窪みにあるというなかなかの仕様だ。

極小すぎて気づくのが困難に思う箇所も

ポートが極小すぎて通り過ぎてしまった場所もある。

フェイントをかけてくるポートもある。

急いでいる時に、このようなポート探しが発生してしまうのは、利用者目線では嬉しくはないだろう。

また、インパクトでいうと、渋谷ストリームの側にある地下駐車場のポートがすごかった。それがこちら。

LUUPer(ルーパー)の連帯感を感じる

さて、50カ所を回ったあたりで昼となる。ちょうど目の前にあった「ターリー屋」でカレーを食べる。朝からずっと何らかの形で動いているので、お腹はぺこぺこだ。

栄養補給をして、残り半分を制覇しにいく。

午前中は、キックボードを使ったから、午後は電動自転車のほうも使ってみる。やはり、自転車のほうが、使い慣れていることもあって、安心して乗れる印象を受ける。だからこそ、安心して、堂々と歩道を走ってしまう例もあるようだ。

午後の時間帯になると、キックボード、電動自転車含めてLUUPユーザー(ルーパーというらしい)が目に見えて増えてくる。中には、ポート内でバッティングすることもある。しかも、ポートは小さく、一度に多くの人がそこに駐車することができないから、必然的に利用者相互に譲り合いが必要になる。譲られた時には、ちょっとした会釈などをして、「ああ、君もルーパーなんだね」という不思議な連帯感を共有する。

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