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一流企業勤務の彼が「華道の師範」転身の納得理由 「リスキリング」を考えている人に教えたい選択のコツ

東洋経済オンライン / 2024年3月25日 19時0分

「自分の好きなことはそもそも何だったのか?」

「子どもの頃に好きだったことは何だったんだろう?」

これらがまさに、皆さんにとってのリスキリングを考えるうえで参考にすべきことではないでしょうか。

自分の好きなこと、あるいは子どもの頃に好きだったことを振り返って深掘りしていく。すると、いろいろなことにAIを利用するという選択肢が見えてくるものです。

「○○×AI」

これが、これからの時代におけるリスキリングのキーワードです。

このときに大事になるのが、「〇〇」の部分です。「〇〇」の部分に自分の好きなことや得意分野を当てはめていけばいいのです。

たとえば、「アート×AI」か、「音楽×AI」か、「文章×AI」か、「数学×AI」か、「英語×AI」か、「スポーツ×AI」なのか。それがたとえニッチなものでもいいし、ジャンルを問わなくてもいいのです。

このように、自分の好きなことや得意なことと、AIをどう掛け合わせてリスキリングするかという観点で考えてみてください。ヒントが見つかるはずです。

なかには「自分は昨今のデジタル化の波に乗り損ねて、AIなんてとてもじゃないけど使いこなせない」という人もいるでしょう。

そういう人ほど「〇〇×AI」のリスキリングのチャンスです。

なぜなら、あなたが苦手にしていることや弱点を補ってくれて、救世主となってくれるのがAIだからです。

もっとも望ましいリスキリングは「好奇心×AI」

まずは手始めに、「わからないことをChatGPTに質問してみる」くらいの気軽さでAIを使ってみてください。AIの力を借りることで、自分のスキルが底上げされていくことに気づけるはずです。

「〇〇×AI」のリスキリングについて、もう1つ重要なポイントをあげておきたいと思います。

一般的にビジネスパーソンが想定しがちなリスキリングは、「自分の仕事×AI」というものです。

ただ、目の前にある仕事とAIを掛け合わせようと考えているのであれば、その仕事が本当に好きかどうかを見極める必要があります。先にも述べたように、大切なのは「自分が好奇心を持って取り組める何か」とAIを掛け合わせることだからです。

「カメラが好き」

「旅行するのが好き」

何でもいいのです。まずは試しに取り組んでみて、「やっぱり楽しいな」と自身の好奇心が刺激されるかどうかを確認してください。

「どうやって好きなこととAIを掛け合わせていけばいいのか?」

これがもっとも望ましいリスキリングの考え方なのです。

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