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「必死に感情抑え」大谷選手会見を心理分析家解説 「え~」を多発、口を一文字にする表情の意味

東洋経済オンライン / 2024年3月26日 19時30分

この発言が証拠に基づいて事実と判断されているわけではありませんが、メディアから大谷選手の代理人へ疑惑が伝えられたことはこれまでの報道から確からしく、友人の借金の肩代わりを水原氏がしたとみんなに話したということは、「みんな」に確認することで裏付けが可能な供述ですので、事実と仮定します。

この場面において、大谷選手から「え~」というパラ言語と口を一文字にする表情が散見され、認知的な負担を抱え、感情を抑制している様子が確認できます。これらは、疑惑を否定した冒頭の発言時とほぼ同様です。

真実を話しているときも疑惑を否定しているときも、ほぼ同様の感情ということです。したがって、大谷選手の声明は、真実の可能性のほうが高い、とこの会見時の言動から推測します。

ただ、冒頭発言時に口を一文字に結ぶ表情がやや多く生じていることや声明全体の中で登場人物のやり取りがほとんど語られていないことから、「言うに言えないこと」があるのだと推測されます。しかし、これ以上の推測はできません。続報を待ちましょう。

感情が高ぶった場面

大谷選手の感情が最も高ぶったと思われる場面は、会見終了間際。やや呼吸が乱れ、眉はハの字になり、下唇を小刻みに震わせ、口はへの字になりながら、次のように発言します。

「ま、正直あの~ショックという~(鼻から抜ける音)~ま、言葉が、ま~正しいとは思わないですし、え~ま~それ以上の、ん~うまく言葉では表せないような、え~感覚でこの1週間ぐらいは、ずっと過ごしてきたので、今はそれを、ま、言葉にするのは難しいなっていう、思っています」

長年苦楽を共にしてきたパートナーを失ってしまった大きな喪失感が伝わってきます。

大谷選手は、「今日は…略…これがお話しできるすべてなので、質疑応答はしませんが、これからさらに進んでいくと思います」というメッセージで締めくくります。このとき大谷選手は、軽く口角を上げ、笑顔を見せました。

今はネガティブな状況だけど、良くなっていくだろうという期待が感じられます。これからの大谷選手の活躍と事態の推移を見届けたいと思います。

清水 建二:株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役

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