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10年で資産7000万、37歳女性の痛恨の詐欺被害 世の中に「楽して儲けられる」うまい話はない

東洋経済オンライン / 2024年3月27日 12時10分

インデックス投資で米国株を買うか、全世界株を買うかはつねに議論の的である。

「米国株を選んだ理由としてはFIREしたかったからです。トリニティスタディの4%ルールを参考に決めました」

トリニティスタディとは、アメリカのトリニティ大学の研究で、リタイア後はどのように運用したら資産が持続するかについて研究したもの。それによると、資産の50%をS&P500に連動した株式、残りの50%を債券に投資して、毎年当初の資産額の4%を引き出して生活しても、ほとんどの確率で資産はゼロにならない……とされている。

「長期で過去のリターンを見ると、全世界よりも米国株のほうがいいので、FIREしたかった私はそれを買いました。といっても、全世界株を買っても6-7割は米国株なのでどちらにするかはそんなにこだわらなくてもいいかもしれません。

ただし、これからのことはわからないので、将来的にインドや中国がもっと伸びると考えるなら全世界優先で買ったほうがいいかもしれません」

継続の秘訣は仲間との自習チャット

10年かけて資産を築いたゆみにゃんさん。節約貯金を継続できた秘訣はライバルや仲間の存在だという。

「1人だと孤独でできなかったかもしれません。特に副業は1円も稼げない期間が長く続くのでやめたくなっちゃいますよね。でもそこを突破すると稼げるようになります。

私はリベラルアーツ大学の両学長が主催するオンラインサロンに参加していて、そこには自習室といって勉強している人たちがZoomをつなげて、たまに雑談しながらお互い作業を頑張るチャットがあります。朝の7時から仕事を始める前までの3時間、仕事が終わった後の2時間、そこを活用することで続けてこられました」

先ほどオンラインサロンで情報商材詐欺にあった話を紹介したが、すべてのオンラインサロンがダメというわけではない。価格や信頼性をきっちり検討し、自分に合ったオンラインサロンやコミュニティを見つけてうまく活用すれば、同じ目的を持つ仲間と情報交換したり、励まし合ったりできる場にもなりうる。

「たまにオフ会で実際に会って情報交換したりしています。何か頑張っている仲間と交流するのはいいですね。頑張ってお金を貯めようとモチベーションが上がります」

こうして、情報商材詐欺、不動産投資詐欺と立て続けに詐欺にあい大きな損失を抱えた後、資産運用は分散投資のできるインデックス投資をメインに絞ったゆみにゃんさん。同じく貯金をしたい仲間と切磋琢磨しながら資産形成に取り組んできた。

次回の記事では7000万円を貯める過程で後悔した買い物や、買ってよかった物、貯めたお金をどう使いたいか聞いていく。(構成:横田ちえ)

ゆみにゃんさんの月の生活費はこちら

本連載では節約・資産形成について話を聞かせてくださる方を募集しています(身バレ防止には最大限の配慮をいたします)。くらまさんと話してみたい方は、応募フォームからご応募ください。

くらま:倹者の流儀/節約系ユーチューバー

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