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キャサリン妃が「異例のがん公表」に至った経緯 直前には「写真加工」をめぐって厳しい意見も

東洋経済オンライン / 2024年3月27日 12時30分

「ケイト(キャサリン妃の愛称)、私たちはあなたを支援します」(デイリー・ミラー紙)、「イギリスはキャサリン妃とその家族への共感で『1つになった』」(タイムズ紙)、「お大事に」(デイリー・メール紙)。王室支持のデイリー・エクスプレスは王室の「希望」はウィリアム皇太子夫妻にあるという。一家は「このばらばらとなった世界に平和と調和をもたらす存在だ」。

BBCは親ががん患者となった時、小さな子供にどうやってこれを伝えるのか、パートナーや友人、隣人らがどのような支援をすれば喜ばれるのかなどをウェブサイトやポッドキャストの番組の中で紹介した。

冷静になって考えてみると、王室の主要メンバーの中で国王と皇太子妃ががん患者となり、十全には公務を行えない現状は王室の将来に懸念が出る状況だ。左派系ガーディアン紙がいうように、王室は「最悪の年」を迎えているのかもしれない。

イギリスは3月末から4月中旬まで復活祭の休暇期間に入る。皇太子一家にはゆっくりと水入らずの時間を過ごしてほしいものだ。

小林 恭子:在英ジャーナリスト

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