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英語のリスニングが苦手な人の「3つの理由」 ちまたにあるコンテンツを有意義に使うには

東洋経済オンライン / 2024年4月4日 16時0分

知っているフレーズが、まったく聞き取れないことは実はよくあることなんです(写真:bee/PIXTA)

「英語を学ぶぞ」とヤル気を出してリスニング用のコンテンツを開くも、まったく聞き取れずにすぐに挫折……。そうした状況から抜け出すためには、自分のレベルに合ったコンテンツを見極める必要があります。その方法について、『[完全版]すごい英語独学』より、一部抜粋・再構成のうえお届けします。

生きた英語が聞き取れないのには理由がある

みなさんはネイティブが毎日の生活で話している、生きた英語を聞いたことはありますか。今はYouTubeなどですぐに探すことができるので、リアルな英会話を聞いたことがある人も多いかもしれません。そのとき、ネイティブが何気なく話している英語のスピードが速すぎると感じたことはありませんか? 字幕を見ると知っているフレーズばかりなのに、まったく聞き取れないことは実はよくあることなんです。

【図を見る】聞き流し動画の効果的な使い方

落ち込む必要はありません。それにはちゃんと理由があるのです。

●アクセント

英単語には、強く発音するところと弱く発音するところ、いわゆる強弱があります。そして疑問詞のWhereは強く発音するなど、文の中でも強弱があります。日本語は比較的強弱のない平坦な言語なので、私たちは言葉に強弱があるということに慣れていません。

●リズム

英語のリズム(Rhythm)とは強弱+スピードの変化のことです。例えば「What do you think of this dress?」という英文があるとします。この文に使われている単語をすべて知っていても、聞き取れない場合があります。

リズムは、英会話には不可欠なものですが、単語だけのときと英文のときとで「音」が変化して聞こえるため、私たちには聞き取りにくいと感じてしまいます。

●リンキング

リンキング(Linking)とは単語と単語が連結して発音されることをいいます。

「Check it out.」は単語の通りに発音すれば「チェックイットアウト」ですが、リンキングによって「チェッキラ」という音に変わります。このように、自分の知っている単語の音と違う音に変化するため、リスニングは難しいと感じてしまうのです。

他にも、アナウンサーのように滑舌よく話す人もいれば、そうでなくて滑舌がよくない人もいます。

このような理由から、リアルな英語は、最初は聞き取りにくいのです。
そこで、まずは、クリアーなリスニング専用の音声コンテンツから始めましょう。私の運営するYouTubeチャンネル「Sakura English」の聞き流し動画などがオススメです。最初のうちは、癖のある実際の会話を聞くよりも、トレーニング用に作られた、クリアーな発音の英語フレーズで慣れていきましょう。

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