1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

ダメ上司ほど「報連相しない新人」に悩まされる訳 新入社員を迎えるなら知っておきたい「法則」

東洋経済オンライン / 2024年4月4日 6時50分

新入社員が「報・連・相」をうまくこなせるようになるには、どのように指導するといいのでしょうか?(写真:Taka/PIXTA)

「数字に弱く、論理的に考えられない」

「何が言いたいのかわからないと言われてしまう」

「魅力的なプレゼンができない」

これらすべての悩みを解決し、2万人の「どんな時でも成果を出せるビジネスパーソン」を育てた実績を持つビジネス数学の第一人者、深沢真太郎氏が、生産性・評価・信頼のすべてを最短距離で爆増させる技術を徹底的に解説した、深沢氏の集大成とも言える書籍、『「数学的」な仕事術大全』を上梓した。

今回は「新入社員」について取り上げ、新入社員が「報・連・相」をうまくこなせるようになる簡単なテクニックを紹介する。

「報・連・相」すらまともにできない新入社員

4月に入り、街は新入社員と思われるスーツ姿をたくさん見かけるようになります。人材育成の立場で仕事をする者として、その初々しい姿には無条件で心がときめきます。

【写真】仕事ができる人は、みな「数学的」だった!『「数学的」な仕事術大全』

一方で、彼らを迎える先輩社員たちに目を向けると、彼らを悩ませるあるテーマが浮かび上がります。そのテーマとは、配属された新人の指導です。

今回は数字に強い人材・組織を開発する専門家の立場から、「新人にはまずこれを指導しておけばOK」といえるテクニックをご紹介します。明日からすぐに指導に役立てることができるので、ぜひご活用ください。

最もよく聞くのは、新入社員が「報・連・相」をまともにできない、という悩みです。

ある中堅ビジネスパーソンが、「昨日はどんな仕事をしたのか、報告してもらえますか」と新入社員に指示したところ、

「資料作成をガッツリやりました」

という返事がきたといいます。

「ガッツリ」とは具体的にどれくらいなのかがわからず、ビジネスシーンで適切とはいえません。この中堅ビジネスパーソンも、思わず「ガックリ」きたようです。

上司や先輩への報告、連絡、相談。まず新人がコミュニケーションとして求められる基本中の基本です。昭和。平成。令和。時代は変わりましたが、これだけは変わらない普遍的なものでしょう。

新入社員の不適切な「報・連・相」にガックリきたとしても、正しい指導をしておかないと、いつまで経っても適切なコミュニケーションができる人材に育ちません。

では、先の例はどのように訂正してあげればいいのでしょうか。

ビジネスにおけるコミュニケーションでは、数字の活用が求められます。できるだけ数字を盛り込んだ返答を考えてみましょう。

「資料作成をおよそ5時間やりました。A案件の資料は進捗率50%、B案件の資料は90%です。A案件は2日後、B案件は明日の午前中に完了予定です」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください