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大谷翔平が「インスタグラムで発信」を始めた背景 目立つことを好まないスター選手の心持ちとは

東洋経済オンライン / 2024年4月14日 19時0分

登板後のオンライン会見。大谷の表情が少しだけ明るくなった。「問題なく球数を投げられたので良かった。(腕を振る)怖さは特になかった」と素直に投手復帰を喜んだ。

674日ぶり実戦登板。3回50球をメドとし、15球程度で攻守交代の特別ルールが敷かれた。

初回は四球や暴投で1死一、三塁となって打ち切り。2回は2者連続四球から、ラステラに右中間適時打を打たれ終了した。3回も修正できず、先頭から3者連続四球(レンドンへの死球がボール扱い)を与え、1死も取れず降板となった。

結果だけを見れば散々な内容。だが、この日の収穫は「投げた」ことだ。「もちろん思い切り投げにいっていない。右打者中心で置きにいってしまったのが強い。術後明けの不安というより、そういう面が大きかった」と大谷。

打者と10度の対戦で右打者が8度。抜け球の死球を恐れ、「ブルペンとは全然違う。味方に投げる経験も(2018年のキャンプ以来)ないので、そこら辺は違いがある」と分析する。ジョー・マドン監督も「何も心配はないし、警報を鳴らすこともない」と信頼する。

コロナ禍の影響で現場に行けない私はSNSの映像などでチェックしながら、現地で取材する通信員と意見をすりあわせ、原稿を進めた。

柳原 直之:スポーツニッポン新聞社MLB担当記者

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