「脳が衰える人」が食事中"無意識"にしていること 「休んでもとれない疲れ」を超回復する簡単方法
東洋経済オンライン / 2024年4月18日 11時0分
「先延ばし」は多くの人にとって悩みの種です。
「とにかく1分だけやる」「作業をできるだけ小さく分けてやる」「ご褒美を用意する」
「先延ばし」を克服する本や、コツは世の中にあふれていますが、そのコツさえ実行するのを先延ばしにしてしまう!
そんな方が多いのではないでしょうか。
そんな「ずぼら」だけど、変わろうとしている「マジメ」な人のために、禅という新たな視点から行動する技術をまとめたのが新刊『クヨクヨしない すぐやる人になる 「心の勢い」の作り方』です。
著者である禅僧・精神科医の川野泰周氏と経営コンサルタントの恩田勲氏によると、マインドフルネスのルーツである禅には、「心を落ち着かせる」要素だけではなく、「心を勢いづける」モメンタムの要素も多く含まれていると言います。
「締め切り前のレポート執筆」「転職」「結婚」など、心に勢いがあるとき、人は超行動的になります。そんな「心の勢い=モメンタム」を意図的に作り出す方法を紹介いたします。
以下では、「脳の疲労」について解説します。
休んでもとれない、しつこい脳疲労
私たち現代人は、身体の疲れよりも脳の疲れのほうが、ずっと深刻です。
困ったことに、身体の疲れと違って、脳の疲れは一晩寝たぐらいでは回復しません。
それでいて脳の疲れは自覚しにくく、放ったらかしにされがちです。
それがあるとき、原因不明の体の不調や、集中力の低下、心の病、幸福感の低下など、さまざまな症状となって表れるのです。
それでも放置していると、不眠や自律経失調症、うつなど、さらに深刻な症状を招くことがわかっています。
「なんだかパッとしない、動けない」のも、あなたがまだ自覚していない、脳の疲れのせいかもしれません。
なぜ、私たちの脳は疲れているのでしょう。
背景にあるのは、例えば現代の「情報過多」です。
インターネットの登場により、私たちの脳が処理しなければならない情報量は、それ以前に比べて、数十倍規模に増えました。
スマホによって、それはさらに加速。四六時中、SNSをチェックしたり、ゲームをしたりと、脳は休む暇がありません。
スマホ見ながら食事は全然休めていない
「マルチタスク化」も進んでいます。
職場では、複数のタスクを同時に処理する「マルチタスク」が常態化しました。
仕事Aについてアポイント入れを進めながら、仕事Bの資料を作成し、仕事Cに関する会議に出席して、仕事Dの仕込みをする……。
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