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娘が振り返る「山田太一さんが家庭で見せた素顔」 両親の思い出が主題の映画「異人たち」が公開

東洋経済オンライン / 2024年4月20日 13時0分

母も「子どもには気が長い」と言ってましたけど、わたしたちを寝かしつけるときにも創作の話をしてくれていました。落語の登場人物に子どもを入れたり、もうとにかく面白くてゲラゲラ笑って。もう1回って言うと、いいよって。自分が子育てをしてみて、あれはすごかったな、よく何度も話してくれたなと思います。

子どもとの時間を大切にしていた

頑張っていたのもあると思いますし、気が長いというのもあるけれども、もうこの時間は子どもにあげようっていう意識で集中して向き合ってくれて、パッと仕事に行くみたいな。だからこっちも不満が残らないんですよね。

こちらから話しかけても、ちゃんと本や新聞を閉じてこちらの話を聞いてくれる。ながらで何かをするというのがなくて。子どもとの時間を大事にしてくれてるなと思ったのを覚えてます。

――子どもだからということではなく、ひとりの人間として向き合おうとしてくれた。

そうですね。誠実であろうとしてくれたんだなと思います。自分が間違えたときはちゃんと謝ってくれました。こないだは俺が悪かったとか。それはすごく影響されています。

自分も子どもに対してはそうありたいなと思いますし。ただわたしはすごく父に甘いんです。姉と弟からだと、父はまた違ったふうに見えていたかもしれないですけどね(笑)。

壬生 智裕:映画ライター

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