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溝口マルイ「フードコート」で味わう無限の可能性 今こそ考えよう、フードコートの魅力と楽しみ方

東洋経済オンライン / 2024年4月28日 13時20分

溝口中心部には、東急田園都市線の「溝の口駅」、そしてJR南武線「武蔵溝ノ口駅」の2つが存在する。地図上で見ると、縦に長い川崎市を縦断するような形で走るのが前者であり、やや横に走るのが後者だ。両駅は「キラリデッキ」という名のペデストリアンデッキで連結しており、夕方どきは東急からJRへ、あるいはJRから東急へと乗り換える学生やサラリーマンが行き交う。

溝口の魅力といえば、住民視点なら東急線とJRの2本が通っており、特に田園都市線に乗れば1本・20分弱で渋谷までアクセスできる点が挙がる。逆に、外から訪れる身からすれば、その懐の広さに魅力を感じるし、驚かされる。

バスロータリーや前述のキラリデッキがある北口は、開けた印象があり、老若男女が行き交う。学生にとっては、大型のゲームセンターに、パッと見ただけでカラオケが1つ、2つ、3つ――と、この上ない遊び場であるし、商業施設も、1997年に開業したノクティ1と2(ほぼマルイファミリー)があるため、買い物にもうってつけだ。

西口の商店街は「昭和レトロ」でよくバズる

一転して、反対側にはかなりディープな「溝の口西口商店街」が広がる。溝の口駅西口を降りて左を向けば、昭和に文字通りタイムスリップしたかのような薄暗いアーケードが口を開けている。

線路沿いに居酒屋が連なり、夕方前にもかかわらず客足もそこそこ。どこに入ろうか物色する人と、奥の住宅地へ足早に通り過ぎようとする人のコントラストが面白い。古めかしい印象とは裏腹に、意外にも新陳代謝が機能しているようで、新規オープンすると思われる店もあった。

フードコート激戦区? 異例の「1施設2フードコート」

さて、本題のフードコートへと(徐々に)話を進めていこう。実はここ溝口は「フードコート激戦区」である。激戦区といっても2つしかないのだが、驚くべきはその2つが同一施設にあるということ。そしてその施設こそが、北口にあるノクティ2≒マルイファミリー溝口だ。

丸井グループの決算資料によると、2023年3月末時点のマルイの店舗数は22店舗。そのうち、マルイファミリーは3店舗で、オープンが古い順に溝口、志木、海老名というラインアップになっている。立地から考えて郊外店舗であり、その分売り場面積も広いことから、2023年3月期の小売り取扱高はECも含めたグループ内ランキングで4位と、それなりに上位に位置している。

そんなマルイファミリーにあるフードコートが2階の「HARA8(はらっぱ)」と、1階の「FIND WOOD FOOD COURT」だ。

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