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宇宙のどこかに人間みたいな生命体がいる必然 宇宙物理学者・佐藤勝彦×生物学者・福岡伸一

東洋経済オンライン / 2024年4月29日 16時30分

その場合、それがわれわれと同じように、DNAから生まれる生命体である可能性も決して低くないのではないでしょうか。

宇宙が広すぎて出会えていないだけ?

福岡 だとすると、私たちが地球外の知的生命体とまだ出会えていないのは、宇宙が広すぎるからでしょうか。

佐藤 そう考えるのが、おそらく最も可能性が高いと思います。

銀河系における恒星間の平均距離は、およそ3光年(1光年はおよそ10兆キロメートル)。一方、いま人間がつくれる最速の宇宙船の速度は、光速の0.1パーセントにも満たない。これでは、隣の星へ行くだけで何万年もかかります。

おそらくこうした距離が、お互いの邂逅を妨げているのではないか。しかし、電波などの調査で今後も知的生命体の存在が確認できないとなれば、その理由をもっと深刻に考えないとなりません。

福岡 伸一:生物学者、青山学院大学教授、ロックフェラー大学客員教授

佐藤 勝彦:宇宙物理学者・東京大学名誉教授

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