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JR中央線「武蔵小金井」フードコートで完璧な午後 「西のムサコ」を散歩&イトーヨーカドーで食事

東洋経済オンライン / 2024年5月4日 12時20分

緑でいえば、武蔵小金井の周辺エリアは桜の名所として知られる。公益財団法人東京都公園協会によると、江戸幕府8代目将軍・徳川吉宗の時代に、玉川上水の両岸にヤマザクラの植樹がなされ、花見が奨励されたという。

市井の人は、甲州街道や五日市街道を歩いて桜を見物、府中宿に泊まってまた翌日は歩いて帰る、といったコースが定番だったとされる。

以降も小金井エリアは桜の名所として知られ、1924年に花見用の臨時乗降場として開業したのが、現在の武蔵小金井駅のルーツである。その後、正式な「駅」に昇格したのは1926年だ。

周辺で桜の名所として知られるのは小金井公園だが、それ以外にも公園が充実している。駅前の案内板では5つの公園を紹介しており、腹ごなしにいくつか回ってみることにした。

もう桜というにはやや遅いし、小金井公園に行くのは芸がない。そこでまず、都立野川公園へ。

テニスコートやバーベキューができる広場に、ただただ広い原っぱ。公園に対する「この要素、あってほしい」が詰まった空間が広がる。

アヒル、ニワトリ、カメを散歩させる人に遭遇

何をするでもなく歩いていると、アヒルとニワトリ、カメを散歩させている人がいた。人間に慣れているのか、近付いても逃げずに触らせてくれる。ニワトリのとさかなんて生まれて初めて触ったかもしれない。武蔵小金井の、懐の深さを感じる瞬間となった。

せっかくなので、もう一つ、同じ都立の武蔵野公園へ。野川公園は、比較的自然をそのまま民草に開いたような公園という印象を受けたが、こちらはまず「武蔵野の泉」という大きな噴水がお出迎え。

夏場であれば小さな子どもたちが水遊びしていそうな場所だが、まだ4月末ということもありうら寂しい。こちらも小規模ながらバーベキュー広場がある。野川沿いにはツツジが植えられており、曇り空でも赤が映える。

さて、腹ごなしも済んだので駅に戻り、フードコートへと向かうことにしよう。

「ドンキ」の北と「高級スーパー」の南、印象は対照的

今回訪問するのは、武蔵小金井駅南口のイトーヨーカドーにあるフードコート。武蔵小金井駅は北口と南口で見える景色が違う。

北口から外を見ると、何より空が広い。南口と比較して高層のタワーマンションがほとんどないのだ。すぐ見えるところにドン・キホーテもある。高級スーパーの三浦屋や成城石井が営業している南口とは好対照だ。

イトーヨーカドー武蔵小金井店は2009年にオープン。再開発の目玉的な施設の一つであり、フードコートがある4階にはベビー用品店のアカチャンホンポが入居していたり、「こどもトイレ」があるなど、ファミリー向けを意識している印象を受ける。

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