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採用面接で「優秀な人・そうでもない人」の見抜き方 応募者の適性を見分けるにはどうすればいいのか

東洋経済オンライン / 2024年5月7日 19時0分

採用面接で「優秀な人・そうでもない人」の見抜き方

これまで1万人超の採用・昇降格面接、管理職・階層別研修、また多数の企業の評価会議、目標設定会議に同席し、アドバイスを行ってきた人事コンサルタント・西尾太氏による連載「社員成長の決め手は、人事が9割」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

リーダーシップとマネジメントは似て異なる

「採用面接で、リーダーシップのある人材、マネジメント力のある人材を見分けるポイントは何ですか?」そんな質問をいただくことがあります。面接だけで応募者の適性を見極めるのは非常に難しいですが、どんな話を聞き出すべきか、どんな点に着目すべきか、いくつかのポイントをお伝えしたいと思います。

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まず知っておきたいのは、リーダーシップとマネジメントは似て異なる概念ということ。リーダーシップは「動きをつくるもの」、マネジメントは「無駄を減らすもの」ですから、企業ステージによって求めるべき人材が異なります。

企業の創業期や変革期は、新しいものを生み出さなくてはいけません。変わらなくてはいけません。そのため、リーダーシップが重要になります。

リーダーシップに長けているのは、一言でいうと「非常識な人」。世間の常識や過去の慣習にとらわれず、自由にいろいろな発想ができる人でなければ、本当に新しいものをつくったり、会社を変えることはできません。

一方、新しい事業が立ち上がり、ビジネスが軌道に乗り始める安定期になると、マネジメントが重要になってきます。マネジメントに長けているのは、仕組みをつくり、きっちり回していく人。いわゆる「しっかりした人」です。

新しい事業を生み出したり、現状を変えていくためには、トライアンドエラーを繰り返していくことになるので「無駄」はつきもの。無駄を生み出すリーダーシップと無駄を減らすマネジメントは、相反する能力といえます。

リーダーシップとマネジメント、両方とも得意な人はそう多くないでしょう。ほとんどの人はどちらかが苦手だったりするので、「いま自社に必要なのはどちらなのか?」という認識を持って採用面接にのぞむことが重要になります。

■マネジメント人材の見分け方

では、どのようにして応募者の適性を見分けたらいいのでしょうか。マネジメントにも「タスクマネジメント」と「ヒューマンマネジメント」の2つのベクトルがあり、それぞれ求められる能力が異なります。

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