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若手社員が知らない接待・会食で失礼のない作法 正しい上座・下座を知っていますか?

東洋経済オンライン / 2024年5月13日 19時0分

「たかだか靴じゃないか」と、思われたかもしれません。でも会食を共にするお相手のキーマンは靴を揃えるあなたを見て、次のような印象を持ちます。

・靴を揃えてくれたら、すぐに履けて便利だな。
・丁寧な人だな。きっと育ちがよいのだろう。
・気持ちがよくなった。この後の会食も楽しみだ。

たかが靴、されど靴。靴のおもてなし一つで「気持ちのよい人」「みんなに貢献できる人」と思われます。

会食の最初の掴みに合格できますので、ぜひやってみてください。

接待時に覚えておくべきマナー

上座を覚える

プロトコールという言葉を聞いたことはありますか? 外務省によれば国家間の儀礼上のルールであり、外交を推進するための潤滑油とのこと。

習慣や慣習・儀礼など上座問題は日本ローカルの話ではなく、世界的なルールが存在しています。

プロトコールを知らないだけで世界共通で非常識な人間だと勘違いされますので、まずは次に紹介する日本の上座から覚えていきましょう。

食事の量は余るくらい用意する

食べ物・飲み物はわざと余るくらい用意する

「食べ物の恨みは怖い」と昔から言われるように、会食の悪印象はずっと根に持たれます。そんな悪印象のひとつに「物足りなかった」というものがあります。

フードロスの観点で食事は残らないようにするのがよいと言われますが、会食においてその考えはNGです。

会食の基本はお招きしたお客様に満足してもらうこと。つまりおなか一杯にさせるのが大原則です。

お客様から「実はもう少し食べたい・飲みたい」と言い出すことはありません。だからこそこちらが気を回して、わざと余るくらい用意するのが正解なのです。

中国では「食べきれないほど十分に料理を提供してもらった。満足しています」という姿勢を見せるために、逆に料理を少し残すのがマナーになっています。

このようなマナーがあるように日本はもちろん世界でも、会食での食事の量は気にすべきおもてなしポイントとなっています。

フードロスを気にするのであれば、余った料理を持ち帰り用として詰めてもらえばまったく問題ありません。

ぜひ多めに食べ物・飲み物を用意してください。そして「よく食べた。満足です」という言葉をお客様から引き出しましょう。満腹を意識することは会食の大原則です。

接待はその日で終わりではない

会食のお礼は「その場・翌日・次回会ったとき」の3回言う

「自分が人にしてあげたことは忘れない。でも他人にしてもらったことはすぐに忘れる」

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