5月の日本株は「セル・イン・メイ」ではなく買いだ 世界の中で日本株だけが取り残されている?
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 9時30分
あらためて2024年の「ロケットスタート」を思い出してほしい。序盤の日経平均は大発会の3万3288円から3月22日の4万0888円まで22.8%も急騰した。
一方、この間のNYダウは1月2日の3万7715ドルから3月28日の3万9807ドルへ5.5%高、同じくS&P500種指数も4742ポイントから5254ポイントへ10.8%高となった(ともに3月28日が年初来高値)が、日経平均の上昇率と比べると、NYダウは約4分の1、S&P500も半分程度の上昇率だった。
また、5月10日現在1万8772ポイントと史上最高値で超元気な独DAX指数も、1月2日の1万6769ポイントからの上昇率は約11.4%と、日経平均のちょうど半分だ。つまり今は、上がりすぎた日本株の「踊り場的な日柄(日数)調整」の時間軸の中にあると考える。
日経平均は前出の最高値3月22日から約7週間が経過した。やはり上昇にはもう少し日柄が必要といったところだが、まずは5月の日本株は売りではなく買いだ。
欧米を中心とした世界では、5月は「セル・イン・メイ」(5月までは株式市場は比較的堅調なのでこの月にいったん売却せよ、という格言)と言われる。だが、日経平均の過去の月間騰落率を見ると、5月は、1月、2月、3月、4月、6月、11月、12月に負けている。6月以降の上昇に向けて、今月は買いでいいのではないか。
(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
平野 憲一:ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト
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