慕われるリーダーを目指すなら「表情筋を鍛えよ」 部下から「嫌われた」上司が実践したこととは?
東洋経済オンライン / 2024年5月14日 8時40分
新年度に昇格・あるいは新たな配属でプロジェクトリーダーを任された人も多いのではないでしょうか。
自分に与えられたチャンスを生かし、メンバーとのコミュニケーションを良好にして、成果を出すためにはどうすれば良いのか、日々試行錯誤を繰り返している人もいると思います。
これまで述べ2万人超のリーダー育成を手掛けた人材コンサルタント、園部浩司さんの著書『変化をもたらすリーダーは何をしているのか?』(フォレスト出版)から一部抜粋・編集してお届けします。
変化をもたらすリーダーのポイント
私自身が試行錯誤しながらたどり着いた、“変化をもたらすリーダー”に必須のキーポイントについて、詳しくお伝えします。
いくつかあるキーポイントのうち、本稿では、「話しかけやすい、相談しやすいリーダーを常に意識する」ということを解説します。
相談しやすいリーダーは、常に笑顔である
メンバーが相談しやすいリーダーとは、「この人と働くと楽しいな、安心して働くことができるな」とメンバーが感じる人です。どういう人と働くと楽しいのか、安心して働くことができるのかを考えたら、まずは笑顔ではありませんか。
笑顔が嫌いな人は、世の中にあまりいないと思います。少なくとも私自身は、今まで会ったことがありません。世の中の人は笑顔が好きなのだから、笑顔にならないでいる理由がありません。
表情筋を軟らかくする
笑顔というのは、表情筋と深い関わりがあります。表情筋とは、顔、頭、顎の表面にある薄い筋肉のことです。笑顔は、目元がゆるんだり、口角が上がるなど、表情筋の動きによって作られます。
この表情筋は、始終動かしていないと硬くなる特性があります。赤ちゃんは1日約400回も笑うといわれていますが、それは表情筋が柔らかいからこそなせる技です。
大人になると、そうそう感情を豊かに表現しなくなっていきます。楽しいことばかりではなく、つらいことや悲しいこと、心地よくないこともたくさんあるという事情もあると思います。
しかし、つらいとか悲しい、心地よくないという感情を顔に出すわけにいかない場面もたくさんあるでしょう。
だから大人の表情筋は、放っておくとだんだん硬くなっていきます。自分で意識して目元をゆるめたり、口角を上げるなど、表情筋を動かさないと、笑顔が顔に表れにくくなるわけです。
そこで、「つねに笑顔でいよう」と思うなら、自分で意識して、1日に何度も笑顔を作るようにしなければなりません。そのようにしてはじめて、つねに笑顔でいることがかなうのです。
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