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「歯周病を徹底排除」用意したい歯磨きグッズ7種 歯磨き粉より「天然塩」がおすすめのワケは?

東洋経済オンライン / 2024年5月15日 17時0分

この機会に完全なる天然物である塩を、歯磨き粉に使うことも検討してみてください。

さて、天然塩は歯磨き粉として使うメリットもたくさんあります。

まず、香料が入っていないこと。これは、歯磨き後の爽快感が失われるというデメリットにもなりますが、たとえば、食事前に歯を磨くときには、大きなメリットになります。

食事前に歯を磨く習慣は、ほとんどの人がないと思います。

しかし「おとなの歯磨き」を続けていると、口内の状況にだんだんと敏感になっていきます。そのため、食事前に少し口内が粘ついていると感じたり、唾液に少し変な味がついているなと感じたりしたときは、食事前でも歯を磨いてみてください。

市販の歯磨き粉では、その味が食事の邪魔になってしまいますが、塩ならそんなことはなく、軽く磨いたほうが食事もおいしくなります。

歯茎を引き締める効果

そして、天然塩は、歯磨き粉としての効能もしっかり持っています。塩は浸透圧効果が見込めるため、歯磨きに使うことで口の中にいる病原菌の水分を吸い出すことができ、大きな殺菌効果が見込めます。

さらに、浸透圧によって歯茎から余計な水分を取り除くことができるので、歯茎をしっかりと引き締めることができます。

歯周病の侵食度が高くなり、歯ぐきの色が濃い赤色をしている人は、この塩磨きの効果をその目で感じることができます。

人によって効果が出てくる月日は違いますが、続けていれば、歯茎はどんどんきれいなピンク色へと変わっていくので、この変化を楽しみながら続けていくのも塩磨きの効能ともいえるでしょう。

そもそも塩は、もともと歯磨き粉として使用されていた歴史もあり、「子どものころ、塩で歯を磨いた」という高齢者はたくさんいます。

塩を使うことで、塩分の摂りすぎが気になるかもしれませんが、そもそも一度の歯磨きで使う塩の量は、歯ブラシにチョンとつけるくらいですから、1グラムほどしかありません。さらに、歯磨き後はペッと吐き出してしまうので、ほとんど塩分は体内に入りません。

ちなみに、塩を摂りすぎることによる被害は、塩に含まれるナトリウムが、むくみ、高血圧、腎臓疾患、不整脈などを引き起こすからです。

しかし、天然塩なら普通の食塩よりもナトリウム含有量が少なく、その分、ミネラルが豊富に含まれています。ですので、選ぶときには、なるべくミネラル含有量の多いものを選びましょう。

これだけ多くのメリットがある天然塩なので、使わない手はありません。ただ、唯一ともいえるデメリットが、清涼感が感じられないこと。そのため、使い慣れていない間は、歯を磨いた気にすらなれないかもしれません。

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