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「資格を取れない人」がやっている残念な勉強法 正しい努力を適切に繰り返すことの重要性

東洋経済オンライン / 2024年5月15日 18時0分

ポッキリ心が折れる音が聞こえ、格闘技への情熱はすっかり冷めました。

2010年くらいのことだったと記憶しています。

その後、紆余曲折あり、資格試験を受けるようになるわけですが、つらい日々の中で、この経験が大きく役立ちました。

ジャンルは違いますが、これ以上できないレベルの努力を見たことで、苦しくなっても「彼らの努力に比べると大したことはない」と感じることができました。

資格試験に合格するための正しい努力

その後も、プロミュージシャンになった人や、設立した会社を高額で売却した人など、様々なジャンルで成功した人に会います。

ある程度の成功を納めた人のなかに、努力していない人は1人もいません。

むしろ、人並み外れた努力をするのはチャンスをつかむための参加チケットに過ぎず、運や環境などが絡んで、成否が分かれる印象です。

はっきり言えば、資格試験に合格するための努力は、何かで世界チャンピオンになったり、一流のプロになったりするのに比べると、大したものではありません。

数年間は勉強を人生で1番の優先事項にする必要はあるかもしれませんが、命を削るほど大変なエネルギーは不要です。

それより、合格するために必要なレベルを正しく認識し、そこに到達するためのプロセスを淡々と繰り返すことが求められます。

一方で、正しい努力を適切に繰り返さないと、合格することは難しいです。

正しい努力は資格試験の種類によって異なります。

具体的に言えば、「本番で合格水準以上の点を安定的に取るために必要な努力」です。

これまで、私の経験を踏まえて、目標達成に必要な様々な情報を伝えてきました。

それは、あくまでも私が考えている内容であって、万人に当てはまるものではありません。取捨選択して、自分に必要な情報を取り組めばよいと思います。

とはいえ、結果が出ない人のうち、共通すると感じるパターンもあります。

この本の締めくくりに、絶対にやらないほうがいいと考える勉強法をお伝えします。

理解するまで先に進まない

難関資格試験のもっとも多い失敗パターンは、「本試験にたどり着かない」ものです。

合格して人生を変えよう、と意気込んで勉強を始めても、早々に挫折してあきらめてしまう人が多いです。

かつて私が公認会計士試験の専門学校に通い、数カ月で通学しなくなったように、多くの人が専門学校に大金を払い、何の成果も出せずにいます。

当時、講師の先生に聞いたところ、試験を受験するのは入学者のわずか3割ほどと言われたように記憶しています。

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