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「稼いでも貯金ゼロ」彼女が"副業で消耗"した事情 大手IT企業とインフルエンサー両立の裏側とは?

東洋経済オンライン / 2024年5月17日 14時0分

――きっと副業する人やインフルエンサーが増えてきた今より、りょかちさんが新卒だった当時のほうが、ずっと風当たりは厳しかったですよね……。想像するだけでつらい。

「中途半端、どっちも本気でやってるの?」「〇〇さんがきみの悪口言ってたよ」みたいなことを言われることはありましたねえ。そんなことわざわざ言ってこなくていいのに、と思ってましたけど。今みたいに兼業が当たり前の時代じゃなかったので、立ち居振る舞いにはかなり気を付けてました。

―立ち居振る舞いというと?

基本的に副業って「本業以外にリソース使ってんでしょ」と思われるところが、一番のネックなんです。だからこそ、社内にいかに応援してくれる人をつくるかが重要だな、と思っていました。

たとえば自分がインフルエンサーとしてもらったWebサービスの招待コードを、社内でお世話になっている人に渡したり。あるいは社内の人の名前をできるだけ記事にあげさせていただいたり。それで、「この記事で名前をあげさせていただきました」って送ったり。細かいですが、そういうところで信頼ポイントを稼ごう、と頑張ってました!

―いや、もうここまでの話でりょかちさんの仕事のできっぷりがひしひしと伝わってきたのですが……兼業時代に編み出した仕事術などはありますか?

仕事をとにかく分解すること、かな。たとえば「文章を書く」というタスクであれば、「資料を調べる」「構成を考える」「書く」とか、かなり細かく分けるんです。そして、資料は会社出る前に家でやって、構成は電車でやって、会社が終わった帰り道に夜ご飯を食べながら構成をまた考えて、とかなりタスク分解していました。Googleカレンダーにそれぞれの細かいタスクを入れて、時間を想定して、その時間通りにできるか測る。

―執筆って、かなりタスク管理難しくないですか? 私、いまだに自分が文章を書き切るまでに何時間かかるかわからないですよ。

わからないからこそ、PDCAをまわして、どういう時間の性質なのかを確認して、細かく管理したい、という感じがしますね。それは兼業時代に編み出した技かもしれません。

楽しさは全部一緒

―すごい……! りょかちさんにとって、仕事の楽しさはどこにあるのでしょう?

私にとって、会社員時代のサービス作りも、ずっと続けているSNSも、コラム執筆も、実は楽しさは全部一緒なんですよ。「こういうものを発信すると、こういう反応がくる」という戦略と反応ジャンキーなところがあるんです。

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