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「16時間断食のデメリット」無理なく克服する方法 脂肪のほかに「燃やされてしまうもの」を補う

東洋経済オンライン / 2024年5月18日 15時0分

外部(食べもの)からエネルギーが入ってこなくなると、体は、脂肪だけでなく、筋肉をも燃やしてエネルギーに変えようとするため、必要な筋肉も落ちてしまうのです。

筋力低下のデメリットは、簡単な筋トレでフォロー

筋肉量が減少すると基礎代謝量が減るので、かえって太りやすい体質になってしまいます。特に高齢者の方は、体を支えるのも難しくなってしまう可能性があり、非常に危険です。せっかく健康のために空腹の時間を作っても、これでは逆効果です。

だから、「16時間断食」を行う際には、必ず、簡単な筋トレを行ってください。

ただ、「筋トレ」といっても、特別なことをする必要はありません。「階段を上り下りする」「腕立て伏せや腹筋、スクワットを、できる回数だけやる」といった生活の中でできる程度の運動で十分です。過度の運動は、かえって活性酸素を発生させる原因にもなります。

例えば、階段の上り下りも、日常生活の中でできる立派な有酸素運動です。体重60キロの人が20分程度、ゆっくりと階段の上り下りをすると、約100キロカロリー消費するといわれています。これは、体重60キロの人が12分程度、ジョギングを行った場合の消費カロリーに匹敵します。

実際、私も、日々この食事法と並行してトレーニングを行っていますが、その内容は「朝、腕立て伏せと腹筋をやり、しんどくなったらやめる」というものです。

空腹の時間を作るのも、並行してやるトレーニングも、とにかく「無理のない範囲でやる」ことを心がけましょう。

青木 厚:医師

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