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イケアの「400円モーニング」に色々おったまげた朝 赤字覚悟?露骨な目玉メニューの実力は…

東洋経済オンライン / 2024年5月18日 7時0分

イケアはスウェーデンの会社で、日本に上陸した際もレストランのメニューを日本向けに開発せずに、「スウェーデンの味が気軽に楽しめる」というコンセプトで本国と同じメニューを提供しています。

そのため、当然と言えば当然なのですが、モーニングも北欧の味がするのです。大して味に差が出そうもないシンプルなメニューでも、日本で食べ慣れた味とは少し違う、以前「バビーズ」で食べた、はっきりこってりした味付けのアメリカのモーニングとも少し違う、なんとも言えぬシンプルで素朴な味わい。

それがなんともおいしいのです。厳密に言うと、日本でおいしいとされている基準とは、少しずれた感じの味なのですが、たまに食べると新鮮で「これはこれでアリよりのアリだなぁ」という味なんです。

巨大ソーセージが目玉のイケアのモーニングプレート400円

「洋食の朝メニューといえば、まずはパン」という固定観念を打ち破る、パンなしモーニング。税込400円という、ワンコイン以下の価格設定も嬉しいポイントです。

メニュー内容は、

・ポテト
・スクランブルエッグ
・ソーセージ
・ベーコン

です。

パンがない以外は、喫茶店やファミレスのモーニングでもおなじみのラインナップです。棒を刺したらフランクフルトになるような大ぶりなソーセージが中央にドーンと乗って400円は、お値打ちです。

イケアのレストランは学食方式で、セルフサービスでお盆を持って並び、自分の順番が来たらスタッフに注文を伝え、あらかじめ調理済みの食材をお皿に取り分けてもらうというシステムになっています。

ケチャップはイケアオリジナルブランド

そのため「できたてホカホカ!熱々でウマウマ!」という食事ではありません。ウォーマーで保温した人肌程度のお料理が出てきます。でも、それを見越したうえでメニューを開発しているので、ちゃんとおいしい。

ふわふわとろとろの半熟スクランブルエッグは、ホテルモーニングのような仕上がり。イケアオリジナルブランドのケチャップをかけていただきます。イケアは家具や雑貨の他に食品も扱っているのですが、酸っぱめでフルーティー、あっさり軽いケチャップでした。

すべての水分が抜けた干物のようなベーコンは、ベーコンとジャーキーの中間のような食感です。肉の旨みが凝縮されていて、しょっぱいけどうまい! スクランブルエッグの優しい甘さで緩和しながら、交互に食べました。

ポテトフライはしっかり焼き目がついて外側は香ばしく、皮つきのまま調理しているためしっかりじゃがいもの味が楽しめます。

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