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イケアの「400円モーニング」に色々おったまげた朝 赤字覚悟?露骨な目玉メニューの実力は…

東洋経済オンライン / 2024年5月18日 7時0分

そして、このメニューの目玉である大きなソーセージ。日本のあらびきソーセージの外はパリッとして中はプリッとしている、おなじみの食感とはまったく違いますが、ミンチをみっしり詰め込んだ、独特の重量感とモソモソ感があります。

塩気はけっこうあるものの味は薄味で、素材を大切にした味付けです。噛むほどに旨みが口に広がり、じっくりおいしいソーセージでした。

大人気シナモンロール入りプラントボール モーニングプレート600円

イケアモーニングの大本命が、税込600円のプラントボール モーニングプレートです。

メニュー内容は、

・プラントボール 5個
・平飼いスクランブルエッグ
・マッシュポテト
・シナモンロール

です。

公式サイトで確認すると、なぜかマッシュポテトの姿が確認できないのですが、現場にあるメニュー一覧には写っていました。

「ザ・イケア!」なモーニングプレート

イケアの看板メニューである、シナモンロールとプラントボールが乗っている、「ザ・イケア!」な一皿です。イケアは看板商品を激安で販売することで、購買のきっかけをつくるという戦略を取っているのですが、この2品は露骨すぎるほど露骨に目玉感を醸し出しています。

単品販売で発酵バタークロワッサンが税込250円なのに対して、シナモンロールは税込100円。ミートボール8個が税込890円なのに対して、プラントボールは8個で590円(ほかにプラントベースソフトクリーム税込50円というのもあります)。これを看板商品と言わずして何としましょう。

シナモンロールはまさに北欧の味。甘い甘いパン生地に、スパイシーなシナモンをこれでもかというほどたっぷりとはさみ、上からざらめ糖をふりかけてあります。

「甘さ控えめ」とかどこ吹く風、「ほんのり香る」とかクソ喰らえな、ガツンとくるシナモンの風味を堪能できるパンなのです。確かにおいしいのですが、味の癖が強いため毎日食べたいかと言われると微妙ですが、たまに食べるとなんとおいしいことか。

プラントボールは2020年に販売を開始。植物由来の原料だけで作ったミートボールの代替食品なのですが、これがなかなか再現度が高い。このプラントボールを、グレイビーソースとリンゴンベリージャムにからめて食べるのです。

私は後にも先にも「イケア」以外でミートボール(厳密に言えば違いますが)を、ジャムで食べたことはありません。さらに付け加えればリンゴンベリージャムもここでしか食べたことない。でも、ミートボールにこっくりしたグレイビーソースと甘酸っぱいジャムは、スウェーデンの風を感じる最高の食べ合わせとしか言いようがなく、間違いないおいしさなのです。

まるでホテルモーニングなローストビーフ モーニングプレート800円

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