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投資初心者の9割が陥る「高配当株」選びの5失敗 優良企業でも「なんとなく買う」と損することも

東洋経済オンライン / 2024年5月20日 8時30分

代表的なのが近年の海運株。新型コロナウイルスの影響で港の港湾員とコンテナが不足し、運賃が跳ね上がったことによって業績が急上昇しました。代表的な日本郵船(9101)は、配当金が3年間で40倍になり、一時期は配当利回り15%を超えることもありました。

しかし、コンテナ船の混雑が解消され、運賃と市況が低下すると、以前のような配当を出すのは難しく、2024年3月期は前年の配当金の1/4である130円、利回りも3%程度に落ち着きました。

このように、運賃や資源価格など外部環境によって業績が推移する銘柄を「市況株」と言いますが、ビジネスモデル上、どうしても好不調のアップダウンが激しく、配当もそれに連動します。

そうなると、当初見込んでいた利回りを実現することができなかったり、安定しなかったりすることがあります。

また、企業によっては、創立○○周年や好業績などで通常の配当に上乗せする「記念配当」を出すこともあります。その場合、翌年は記念配当の上乗せがなくなり、減配となります。

記念配当自体は悪いことではありませんが、大幅な増配があった場合、それが一時的なものではないか確認しましょう。

以上、高配当株投資の際に注意するべきポイントをまとめました。一時的な配当金の獲得を狙うだけならともかく、中長期的に安定した配当を受け取ったり、値上がり益を狙ったりしたいのであれば、この5つのポイントには留意してください。

児玉 一希:株式会社RES代表取締役

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