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高2で自宅が火事に、「悟った」運命の切り拓き方 「いまある状況」「いまの自分」をどう見るか

東洋経済オンライン / 2024年5月23日 18時0分

そんな経験があったからこそ実感できたことがありました。それは、「起きてしまったものは仕方がない」ということ。

起きてしまったことは厳然たる事実です。元に戻したいと思ったとしても、時間を巻き戻すことは決してできない。悲観したところでなにも変わらないのだから、ただ受け入れるしかない。そう感じたわけです。

そしてその先に、ひとつの重要な答えを見つけたのでした。

起きてしまったことを変えられないのだとしたら、すべきことはただひとつ。「では、ここからどう進んでいくべきか」を考えることだ、と。

これは、とても大切な気づきだったと思っています。そこからどういう選択をするかによって、人生は大きく変わるものだと実感できたから。そしてそれは、この世界を生きるすべての人にあてはまることでもあるはずです。

「いまある状況」を別の角度から見てみる

「起きちゃったことは仕方がない」などとことばにしてしまうと、なんとなく無責任なことのように、場合によっては軽そうにも聞こえるかもしれません。「だって、しょーがねーじゃん」みたいに。

でも、実際のところ「しょーがねー」のです。起きてしまった事実である以上、それを悲しんだり悔やんだり憂いたりしたところで、なんの意味もありません。

重要なのは、「いまある状況」をいろんな角度から見てみることなのではないでしょうか。ひとつの角度からしか見なかったとしたら、見えるものは限られてきます。その角度から見えたものがネガティブなものだったとしたら、それはネガティブなこととしか映らない。

けれども、Aという地点からはネガティブに見えるものも、B地点やC地点からはまた違って見えるかもしれない。そして、そんなところになにかしらのヒントが隠れている可能性も大きいのです。

そしてそれは、どんなことにもいえることなのだと思います。

逆にいえば、ひとつの角度からだけ見て、そこから見えることだけがすべてだと決めつけてしまうと、そこで可能性は終わってしまうのです。それは単に“ひとつの側面”にすぎないのに。

「いまの自分」を客観的に判断する

起きてしまったことを修正できないのだとしたら、そこからするべきは、「これからどう進むべきか」を考えること。そして重要なポイントは、「それが起きてしまったからといって、すべての可能性が閉ざされたわけではない」ということです。

これは非常に大切な考え方です。

起きてしまったのは事実だけれど、だとすれば、(少しでも精神的に楽になれそうな)よりよい道筋を探して進んでいけばいいのです。そうすれば、いま目の前にある“最悪の結果”よりもいいものに出会えるかもしれないのですから。

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