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優秀な人ほど要注意「老害化」の意外な"心当たり" 簡単なチェックリストで「兆候」を把握しよう

東洋経済オンライン / 2024年5月25日 6時50分

知らず知らずのうちに「老害化」してしまう人の特徴を解説します(写真:maroke/PIXTA)

「ついつい『いや』と答えることがある」「気がつくと自分の話をしている」「いつの間にか大声になっていることがある」。どれかに心当たりがあるあなたは、立派な「老害」予備軍かもしれません。

ですが、ちょっとした振る舞いや気の持ち方をあらためるだけで、「老害の人」ではなく「幸せな老人」になることができると、医学博士で医師の平松類氏はいいます。まずは、自分では気づきにくい「老害」の兆候をつかむことからはじめてみましょう。

※本稿は平松氏の著書『「老害の人」にならないコツ』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「同世代の変化」が教えてくれる老害の可能性

「老害」という概念は、イコール世代間ギャップではありません。この記事を読んでいる方には、世界保健機関(WHO)が定義する「高齢者=65歳以上の人」も多いかと思います。

【表】一目瞭然! あなたの「老害化」可能性チェックリスト

あなたと同世代の配偶者、親戚、友人、同僚、社会コミュニティの仲間などに、「もうろくしてきたな」とか、「年をとって頑固になった」などと切に感じる人はいないでしょうか。それは、あなたがその人のことを「老害」認定しているのと同義になります。

人間というものは、自分の体の機能低下にはなかなか気づけない一方、他人の変化にはよく気づくものですからね。つまりこれは、あなたも同世代の他人から「老害」とみなされている可能性もあるということを意味します。この構図が、時にやっかいな状況を生んでしまうのです。

「〇〇さんも年をとったよな。以前はそんなことしなかったよ(笑)」

同世代の友人から、冗談っぽくこんなことを言われたシーンを想像してみてください。おそらく、「あなたほどではないよ」と心の中で思ったり、「いやいや、あなたのほうがひどいよ」と言い返したくなったりするでしょう。このときの対応次第では、結果的にもめ事に発展したり、最悪の場合は絶縁したりということにつながりかねません。

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

下の世代とは、そもそもかかわる機会が少ないため、溝を埋める努力をしなくても生活に支障はないかもしれませんが、同世代と溝ができてしまったら、そうはいかないでしょう。

年齢を重ねると、参加しているコミュニティが少なくなり、友人関係や仲間関係もかなり限定されてきます。このように、身体的な機能低下が原因で、コミュニティ内のメンバーとの認識になんらかの齟齬が生じることは、できれば避けたいですよね。

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