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中国政府の「不動産買い取り政策」は簡単ではない 6年ぶりの「上海ウォッチング」で考えたこと

東洋経済オンライン / 2024年5月25日 8時30分

ちょっとショッキングなデータがある。日本人のパスポート取得率は今や17%に低下している(外務省、2023年)。日本人が6人集まって、うち5人はパスポートを持っていない計算となる。

「世界の田舎者」と呼ばれるあのアメリカ人でさえ、人口3.4億人のところ1.6億人分のパスポートが発行済みだそうである。コロナ禍で切れてしまった人が少なくないだろうし、最近は「円安」という事情もあるにせよ、ちょっと寂しくなるデータではないだろうか。

わが国のパスポートの有用性は、独・仏・伊・西・シンガポールと並んで世界第1位である。なんと194カ国がビザフリーなのである。これを使わない手はないですよ。いつの時代も「百聞は一見に如かず」。今こそ「SNSを捨てよ、海外に出よう」と申し上げたい(本編はここで終了です。次ページは競馬好きの筆者が週末のレースを予想するコーナーです。あらかじめご了承ください)。

ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。

「(日本)ダービーは特別なレースだ。仮に、仕事も私生活もうまくいかないとしても、『来年のダービー馬を見たい!』というその理由ひとつだけで、競馬ファンは1年を生きるモチベーションを持つことができる」

当欄の仲間で、今年の元日にこの世を去った山崎元氏は、よくそんな風に言っていた。昨年、がんが再発して病魔と闘っていたときも、きっと「来年のダービー馬を見る」ことを念じていたに違いない。あいにくそれは果たされないことになった。

幸いなことにわれわれはまだ生きていて、26日の日曜日はダービー馬が誕生する瞬間を見届けることができる(東京競馬場の第11レース、芝コース2400メートル、G1)。なんとありがたいことだろうか。かくなるうえは、「三連系の馬券で大きく当ててやろう」などいう欲深なことは考えず、単勝で絞って勝負してみたい。

ダービーは「皐月賞5着馬」の巻き返しに賭ける

皐月賞をレコード勝ちしたジャスティンミラノ(7枠15番)はかなり強そうだ。しかし「皐月賞ベストタイムの馬はダービーで勝てない」とのジンクスもある。実際に皐月賞で負けた馬がダービーで逆転した例は、ワンアンドオンリー(2014年4着)、マカヒキ(2016年2着)、ワグネリアン(2018年7着)、タスティエーラ(2023年2着)と結構多いのだ。

敗者復活があり得るのであれば、ここは皐月賞で5着に終わったシンエンペラー(7枠13番)にもう1回賭けてみたい。「ダービーは運のいい馬が勝つ」という。世代の頂点に立つためには、実力プラス何かが必要ということだ。今月、ケンタッキーダービーで騎乗したフォーエバーヤングがハナ差3着に終わるという「悔し過ぎる体験」をしたことで、坂井瑠星騎手が何かをつかんでくれていることに期待している。

※ 次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授で、掲載は6月1日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦):双日総合研究所チーフエコノミスト

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