1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

塾に行かずに難関大合格した子「毎日10分した事」 ロジカルな思考を鍛えるにはどうしたらいいか

東洋経済オンライン / 2024年5月28日 7時40分

「ならば世界でも名門と名高いハーバード大学はどうなのだろう? 彼らはどんな勉強をしているのだろう」と思って探ってみました。そこで発見したのです。ハーバード大学では学生を社会のリーダーとして育成するべく、ロジカルな思考力を磨くことを重視していることを。そしてそのために、ライティングに注力していることも。

「ふ~ん、そうなのね。ならばうちの子にも読書と作文をやらせればいいんだわ!」

短絡的ですが、読書や作文なら、田舎町に住んでいても、お金がなくても、自宅でできると思ったのです。そして勉強に興味のない息子と取引しました。

文章を書く仕事を長年続けてきた私は、文章力が身を立てる一助となることを身をもって知っていました。それだけにハーバード大学の教育方針に感銘を受けました。文章を書くことだけでも、子どもの思考力や読解力が向上するのは間違いありません。おまけに、毎日書かせるだけでハーバード大学が目指すリーダーシップまで身につけられるなら儲けものです。

取引した日から、息子は毎日文章を書きました。毎日ブログさえ書けば塾には行かなくていい。書き終えたらゲームで遊んでもいい。きっと息子は、そんな単純な考えからブログを毎日書いたのだと思います。

私はというと、そんな息子が書いた文章にコメントをつけることがすっかり楽しくなり、夜中に更新されるブログが読みたくて早起きする習慣がつくというおまけまで得ました。

ソウルの難関大学に現役で合格

とにかく、息子が毎日書いてくれるだけで十分だったのです。ほかのことに目くじらを立てることもありませんでした(と記憶しています……)。そして彼は、大学入学試験の前日までブログを更新し続けました。

息子自身、毎日書いてきたことで自分の思考力や文章力の向上に手応えを感じ、何より書く楽しみを見出したようでした。そして彼はソウルの難関大学に現役で合格したのです。

もし、みなさんのお子さんが私の息子のように文章を書く楽しみを見出してくれたなら……。そしてみなさんにも、お子さんの文章を通してコミュニケーションする楽しみを味わっていただけたなら、私はこれ以上望むことはありません。

言葉を操るための「ハーバード大生みたいな1日10分ライティング」という道具をお子さんに与えてください。ライティング力が、お子さんに大きな翼を授けてくれます。

ソン・スッキ:ライティング・コーチ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください