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マクラーレン「デザイン大変革期」を迎える意味 クンタッチ/F40のようなアイコンを作れるか

東洋経済オンライン / 2024年5月29日 12時0分

■ATHLETIC(アスレチック)
引き締まったたくましいボディ。空力効率の最大化と軽量化で、パフォーマンスを向上/高性能パワートレインとシャシーコンポーネントの効率的なパッケージング/バキュームフォーム(真空成型による)ボディ

■FUNCTIONAL (ファンクショナル)
運動性能と超軽量を兼備/テクニカルな要素を前面に押し出し、デザインとエンジニアリングの融合を実現/「セナ」や「P1」のようなアルティメットシリーズに見られる最先端のエアロダイナミクス、「アルトゥーラスパイダー」や「750S」のダブルスキンドアに見られる冷却性能への革新的なアプローチ

■FOCUSED(フォーカスド)
パフォーマンスを追求した設計と究極のドライビングポジション、優れた視認性/アナログとデジタルが完璧に融合したインフォテインメントシステム。触れるもの、見るもの、感じるもののすべてがドライビング・エクスペリエンスに直結

■INTELLIGENT(インテリジェント)
軽量素材を使用したエンジニアリング/新たな素材開発、軽量化、耐久性、持続可能性の向上/デザイン要素をシームレスに統合

60年にわたる歴史とともに

マクラーレンは、1963年にニュージーランド出身のブルース・マクラーレンによって創設された。1966年にF1にコンストラクターとして参戦。1980年代から1990年代にかけてのアイルトン・セナの活躍は、日本でのF1人気に大きく貢献した。

2000年代に、ルイス・ハミルトンがさまざまな話題を提供してくれたことも記憶に新しい。F1関連の最新ニュースは、2024年5月のマイアミGPで、ランド・ノリスによる1位獲得だ。

1960年代は、F1と並行して「カナディアン―アメリカン・チャレンジカップ(Can-Am)」にも参戦。カンナムシリーズと呼ばれるこのレースでは、ボディ全体でダウンフォースを生む独自企画のカンナムマシン(日本だとトヨタ7や日産R380などがそれに当たる)を使う。

マクラーレンは、M6シリーズとM8シリーズでもって、1967年から1971年にかけて5年連続で選手権を獲得。当時、大いに話題になったものだ。

シュールマン氏は、「これらがマクラーレンのDNAです」と語る。

「私が10代のときに発表された『マクラーレンF1(フォーミュラ1設計者のゴードン・マレイが手がけたスーパースポーツ)』や、続けて1995年に登場した『F1 LM』は、衝撃的なモデルでした。私はマクラーレンのデザイン責任者に就任したとき、1960年代からマクラーレンが手がけてきたモデルを改めて研究し、象徴的な機能パーツをこれからのデザインに活かしていこうと考えました」

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