サンマ漁獲枠を削減でも「獲り放題」の残念な実態 魚が減っていく本当の理由が知られていない
東洋経済オンライン / 2024年5月29日 11時0分
関係者が「本当のこと」を言いやすい雰囲気を醸成し、さらに海外ともつないで資源管理の輪を広げていきたいと考えています。魚が減ってよいことなど1つもありません。
資源状態があまりにも酷くなってしまい、今さら本当のことなど言えないといった関係者は少なくないはずです。しかしながら、SDGsが子供たちの学校でも取り上げられている中で、このまま目を覆って負の世界を次世代に引き継いでよいのでしょうか?
一部マスコミで2024年の日本漁船のサンマ枠は、前年比の6%減で不漁で影響は限定的という記事を見ました。少しでも気持ちを楽にしたいという視点での記事だったかもしれません。しかしながら問題の本質は、資源管理に効果がない大きな枠が設定されていることなのです。資源管理に効果がないので、将来のサンマ漁にとって悪影響が非常に大きいのです。
「過ちて改めざるこれを過ちという」(孔子)。日本の水産業は長きにわたりこの状態です。世界では水産業は成長産業です。科学的根拠をもとに正していきましょう。
片野 歩:Fisk Japan CEO
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「海水温上昇」で日本の周りだけ魚が獲れないなぜ 世界では水産業が成長産業になっている現実
東洋経済オンライン / 2024年6月26日 11時30分
-
ついに「近大マグロ」より味もコスパも良いマグロが登場か…養殖魚の大学間開発競争と「愛媛大スマ」の実力
プレジデントオンライン / 2024年6月25日 10時15分
-
マグロの刺身はなぜこんなに高くなったのか…高級料理屋・大衆向け・養殖の3市場が価格を上げる悪循環
プレジデントオンライン / 2024年6月24日 10時15分
-
カツオが食べられなくなる? 水産資源の「獲りすぎ」防ぐサプライチェーンの最前線
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月10日 6時15分
-
【農林水産省】サンマ復活へ第一歩? 国際的な総漁獲量を設定
財界オンライン / 2024年5月31日 11時30分
ランキング
-
1スーパーで無料提供されている「割りばし」を大量に持って帰るのはあり?無料とはいえマナー違反になる…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月26日 2時10分
-
2売上2兆円、ドン・キホーテ創業者が「日本経済を決定的にダメにした」と断言する“A級戦犯”とは?
文春オンライン / 2024年6月26日 6時0分
-
3談合問題で揺れる…中部電力の株主総会で勝野会長らが株主に謝罪 コンプラ遵守など再発防止に取り組むと説明
東海テレビ / 2024年6月26日 17時45分
-
4日経平均は3日続伸、半導体関連が押し上げ 約2か月半ぶり高値
ロイター / 2024年6月26日 15時43分
-
5新NISAで人気の「NTT株」が5月から急落した深層 個人株主は急増も、海外投資家と思惑のズレ?
東洋経済オンライン / 2024年6月26日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください