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「衣装箱に鉄アレイ」入れて捨てる人に言いたい事 「ごみと掃除の習慣」は人生の縮図といえる訳

東洋経済オンライン / 2024年5月31日 15時0分

ごみの出し方には、人間の本性が出るのです(写真:EKAKI/PIXTA)

私たちが生活するうえで避けては通れない、ごみと掃除。しかし、たとえば、ごみを分ける、正しく捨てる、汚れをとる、部屋を片づける、清潔な空間を保つ、捨てない工夫をするetc. そんな毎日のちょっとした作業にこそ「人生を好転させる秘密」がある――。

本稿では、ごみ分別の方法やごみを減らすアイデア、毎日を快適にする簡単掃除のコツとともに、著者である滝沢秀一氏、新津春子氏の生き方も劇的に変えた「ごみと掃除と人生の法則」を紹介する。

本稿では、『世界一清潔な空港の清掃人と日本一のごみ清掃員をめざす芸人が見つけた「ごみと掃除と幸せな人生」』から、一部を抜粋してお届けします。

ごみを見ればその人の人生がわかる

「ごみはあなたの人生の縮図だ」

いきなり格言みたいなコメントを言ってすいません。

でも、僕はつねづねそう思っているんです。

新津さんは掃除をしているかどうかは見た目に表われるって言っていますけど、「ごみもウソをつかない」というか、出されたごみを見ればその人の生活が見えてくるんですよ。

ある日、粗大ごみの回収をしていたら、衣装ケースの中に、お掃除ロボットと鉄アレイが入っていたことがありました。

東京都では、粗大ごみは住んでいる区市町村に申請しないと回収されません。そのとき申請されていたのは衣装ケースだけなのに、その中にお掃除ロボットと鉄アレイが入っているんですよ。

「ごめんなさい! 衣装ケースの中にお掃除ロボットと鉄アレイが入ってるのに気づかないで出しちゃいました!」

って、レベルじゃないでしょ。

衣装ケースなんて、ただのでかいプラスチックの空箱なんですから。こっちは回収のプロなんだから、さすがに気づくよ。いや、プロじゃなくてもアマでも気づくわ、重さでわかるし! てか、アマってなんだ、回収のアマって。

そんなことはどうでもいいんですけど、きっとこの人は、お掃除ロボットも鉄アレイも「ついでに持っていってくれたら儲けもん」くらいに考えていたと僕は思うし、回収してもらえなかったら、「知りませんでしたってごまかせばいいや」くらいに考えていたと思うんです。

ごみをいいかげんに出して、それをごまかす人って、きっとほかのこともごまかしていたりするんですよね。

こんなふうに、ごみの出し方には人間の本性が出るんです。

「楽しい気持ち」は伝染する

でも、ごみの分別がいいかげんな人や、ついごまかしちゃう人に、「ちゃんとルールを守ってください!」みたいなこと言っても、現実には守ってもらえないことのほうが多いんじゃないかな。

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