1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

成功には「目標設定」は必要ない、ではどうする? 結局、毎年同じ目標を設定するはめに終わる

東洋経済オンライン / 2024年6月1日 17時0分

よく「自分が考えたことしか実現できない」って言いますが、そんなことないと心底思いました。人生には、自分が考えてもいなかったことも起きます。

だから、力強く伝えたい。目標設定しなくても、「自分にあるもの」を見つけ出し、それを活かすことで、想像以上の未来にたどり着くことができます!

経営学で「エフェクチュエーション」という考え方があります。サラス・サラスバシーという経営学の博士が、優れた起業家の思考法を研究したところ、これまで考えられていた成功法則とは真逆の法則があることがわかったのです。

それは、「優れた起業家は、目標を設定し、そこから逆算して計画を作成する逆算型思考ではなく、手持ちの手段から新しいゴールを発見していく思考法である」ということです。

これは、「あるもの」を活かす思考と、とても似ている考え方です。自己啓発だけでなく、ビジネスの世界でも、こういった考え方が主流になってきています。

目標設定型の生き方がうまくいかなかった方には、自分に今「あるもの」を見つけ出し、それを活かす生き方をおすすめします。

そもそも目標というのは、自分の知っている範囲でしか立てられません。自分のまだ見ぬ可能性は、目標に入れられないのです。自分の知っている範囲で考えつく目標に固執することで、自分の選択肢を狭めてしまう可能性もあります。今の自分が持っている、たくさんの「あるもの」に目を向けてみましょう。

感情を詳しく表現できるとメンタルが安定する

私が実践する振り返り方法は、「書く」と「振り返る」を分けてやります。書くだけではなく、「書いたことを振り返る」ところが大切なのです。

なぜ、書くだけではダメで、振り返る必要があるのか? これには明確な理由があります。まずは、書くことの効果を理解しましょう。

書くことの重要な効果は、感情を言語化し、気持ちが整理されることにあります。泣いている赤ちゃんを想像してみてください。赤ちゃんが泣いたら、親は「あれ? 何か不快なことがあるのかな?」と異変を察知して、「お腹が空いたのかな?」「おむつが汚れたのかな?」と不快を生み出している原因を探ります。

赤ちゃんは言葉を話せないので、泣くことで不快を伝えようとしますが、実は、生まれたばかりの赤ちゃんは、そもそも自分が何を不快に感じているか自分では特定できていないそうです。お腹が空いているのか、眠いのか、痒いのか、自分では認識できていません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください