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新入社員が離職を考える「3つの時期」必要な対策 誰かに相談したり人に尋ねることが苦手な若者

東洋経済オンライン / 2024年6月3日 12時0分

新入社員の早期離職を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか(写真:zon/PIXTA)

せっかく入社したにもかかわらず、早い段階で離職してしまう新入社員は残念ながら30%超と多くいます(2023年厚生労働省発表、事業所規模100〜499人の場合)。また、GW明けから6月にかけては、まだ試用期間中というところも多く、退職のハードルが正規採用前より低いことと、少し落ち着いて周りを見ることができるようになり「何かが違う」という違和感が強くなり、離職を決めることが多い時期かと思います。

【ポイント】入社1年目の新入社員が、離職を考える時期は大きく3つある

昨今、退職代行を利用するケースも増えており、さらに加速しているように感じます。

しかし、本人にとっても採用のために多くのリソースを費やしている企業にとっても、早期離職を防ぎたいというのが本音ではないでしょうか。

新入社員が離職を考える時期は大きく3つ

入社1年目の新入社員が、離職を考える時期は大きく3つです。

1 入社してすぐの時期
2 入社から1カ月ほど経過した5月連休明けから6月にかけて
3 正規採用になる7月(配属が決まった後)

1つ目は、近年増えている、入社した当日や数日で辞めてしまうケースです。

これは、就職活動をしている段階と入社して実際の会社を見たときのギャップが最大の理由だと考えられます。職場が暗い雰囲気だったとか、上司にあたる人との相性が悪そうだったとかの印象のほかに、今やオンラインで最終面接まで行う企業や、社屋以外の貸会場で面接等を行うこともありますので、社屋が古かったという離職理由も実際にあります。

「自動ドアでなく、ドアノブだったから」と、コロナ禍以降強まった何かに手を触れたくない現象から、このような理由も聞きました。極端な例かもしれませんが、いずれにしても自分のイメージと乖離した部分を見て、離職を決める原因になっているようです。

これに関しては、事前に環境を確認することが、1つの方法です。支社や支店が多く、難しい場合も多々あると思いますが、ある程度のイメージを持つことは、企業側にとっても個人にとっても必要です。人によってこだわるポイントは違うと思うので、自分が避けたいことは事前に確認するようにしましょう。ビルの入り口に喫煙場所があるといったことも最近では気にされる方も多いと感じます。

2つ目の、入社から1カ月ほど経過した時期からですが、いわゆる5月病といわれる心身の不調の時期と重なります。

5月病といっても5月の連休明けから6月にかけての時期に多く、新しい変化によるストレスで心身に不調が表れることを指します。ストレスは、変化によって増えることが大きいので、学生から社会人になり、環境の大きな変化に影響されます。

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