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60歳で難病「岸博幸さん」残りの人生の"優先順位" 病になって気づいた事、インタビュー前編

東洋経済オンライン / 2024年6月4日 9時30分

ただね、残念ながらこの病気になって、1年。最近は体の傾向がわかってきて、やっぱり忙しいのが続いて疲れると、てきめんに体調が悪くなるんですよ。だから無理をしないレベルで、とにかく好きなことをやるようになりましたね。

これは笑い話だけれど、疲れて体調悪くなったときにタバコを吸うと心臓が苦しいんですよ。だからタバコは体調のバロメーターなんです。

――心臓が苦しくなる?え、それでも吸い続けたんですか!

しょうがないから(笑)。もう習慣ですよ。

――タバコといえば、岸さんは病気がわかってからもカフェイン、アルコール、ニコチンをやめないと決めたとか。

そう。人生の残り時間が限られた今、楽しむしかないわけで、自分が好きなもの、食べものでも、嗜好品でも、やめる必要がないって思ったんですよ。

残り10年……あ、もう9年か、そうしたら飯を食うのだって1日3回×365日×9年しかない。そう考えた場合に、僕はもともとニコチンとカフェインとアルコールで生きてきた人間で、当然それらが好きでもありますから、やめないです。

嗜好品も上限を決めて、楽しむ

一応、主治医の名誉のためにお伝えしておくと、主治医に言われているのは、栄養と水分を摂ることと、睡眠を取ることの3つで、そのほかは制限なし。もちろんタバコはダメって言われていますけれど。

それに、今は上限を超えたら体調が悪くなるのがわかっているので、タバコは病気する前は1日1箱以上吸っていたけど、今は多くて1日7本ぐらい。アルコールもゆっくり飲みながら、ワインならグラス4杯ぐらいです。やっぱり体調は悪くしたくないからね。

後編:岸博幸氏「高齢者の社会保険料」一律支援は限界だ

鈴木 理香子:フリーライター

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