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岸博幸氏「高齢者の社会保険料」一律支援は限界だ 治療の費用で実感した事、インタビュー後編

東洋経済オンライン / 2024年6月5日 12時0分

大事なのは、触っていい時間と触っちゃいけない時間を自分で決めて、触ってはいけない時間は誘惑に耐える、ということ。

スマホで暇つぶしするのに慣れてしまって、プライベートでそれをやってると、仕事中にやりたくなる。そういう人間が仕事で集中できるはずがないんですよ。

――そうやって生産性を上げていけば、収入も、蓄えも増える。それが現役世代のリスクマネジメントですね。投資はダメですか?

最近は新NISAも始まって、投資ブームになって、株で資産を増やそうという人も多いけれど、これはリスクが高いからダメです。金融の世界にずっと関わってるぼくの経験から断言しますが、資産運用だけで稼ぎ続けられることができるのは、ごく一部のラッキーな人たちです。

余談ですが、今問題になっている投資詐欺。ミヤネ屋が調べたところだと、僕の写真を使った詐欺広告が1100件ぐらいあったらしいんですけれども、そういう詐欺には絶対にだまされないでほしいです。

民間の保険もうまく活用を

――気を付けます! 

とにかく、さっき言ったように社会保障制度には限界があることを考えると、やっぱり自分の身は自分で守る必要がある。だから稼ぐ力をつけることが大事なんです。

あと言い忘れていましたが、民間の保険を活用すべきだと僕は思っています。

人によって保険は意味がないという人がいるけれども、自分の経験からすると、高額療養費制度を使っても必ず自己負担は発生する。

そこをどうカバーするか、自分の蓄えで何とかなればいいけれど、カバーしきれない場合もあるので、社会保障を補うという形で民間の保険を利用するというのは大事です。

あとは、体力が大事、とにかく体力、体力、体力です!

鈴木 理香子:フリーライター

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