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「人生いろいろ」価値ある出来事を見抜ける方法 嫌な出来事を好機に変えて人生を好転させる

東洋経済オンライン / 2024年6月6日 19時0分

自分に起きる「嫌な出来事」や「些細な出来事」を、どう意味づけるかによって、人生が変わっていきます(写真:KiRi/PIXTA)

同じ出来事を経験しても、ポジティブに考える人もいればネガティブに感じる人もいます。ノートを使った内省手法を実践・提唱する山田智恵さんは、「出来事をどう意味づけるかによって行動が変わり、結果が変わる」と言います。自分に起きる「嫌な出来事」や「些細な出来事」を意味づけるポイントをご紹介します。

※本稿は山田智恵著『最高の未来に変える 振り返りノート習慣』から一部抜粋・再構成したものです。

ピンチの場面をどう意味づけるかは自分次第

私たちは何か出来事が起きると、瞬間的に感情が生まれ、無意識に思考しています。例えば、上司から雑な指示を出されると、瞬間的にイラッとし、褒められると照れながらも誇らしい気持ちになったりします。

ひとつひとつの出来事に対して、感情をコントロールしたり、じっくりと思考したりしていては、日常生活が進まなくなってしまうので、無意識で瞬時に処理できるようになっているのでしょう。

しかし、この瞬間的な感情や無意識の思考をそのままで終わらせず、意識的に価値や可能性を見つけ出すのが、意味づけスキルなのです。

なぜ、この意味づけスキルが大切なのでしょうか?

人間は価値・可能性を見つけると、行動が変わるからです。

例えば、ピンチの場面で「終わった……」と思うのか、「成長するチャンスだ」と思うのかで、そのあとの行動は変わります。出来事をどう意味づけるかは、私たちの行動の方向性を決めるコンパスのような役割を果たしているのです。

そして、行動が変わると、結果が変わります。この繰り返しで人生が変わっていくのです。

こんなに大切な力を無意識で終わらせず、ちゃんと育てていきましょう。

意味づけスキルを身につけるポイント

自分に起きる出来事を意味づけるポイントを2つお伝えします。

●ネガティブな感情が生まれる「嫌な出来事」や、見過ごしがちな「些細な出来事」にも価値・可能性が潜んでいる

心がポジティブに大きく動く特別な出来事だけではなく、怒りや悲しみ・自己嫌悪を引き起こすようなネガティブな出来事や、ちょっとした気づきや、小さな嬉しい出来事にも着目してみてください。

私は、嫌な出来事を「スパイシーチャンス」、ささやかに見える出来事を「わらしべチャンス」と名づけています。これらは、価値がない出来事として素通りしてしまいがちですが、意味づけるスキルを身につけることで、チャンスに変えられるようになっていきます。

●出来事から「気づき」「学び」「決意」「良かったこと」「予感」のどれかを探す

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