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イオンモール東久留米「展望席フードコート」の至福 東京随一「名水の街」を歩き、"バス推奨"イオンへ

東洋経済オンライン / 2024年6月9日 11時50分

2000本の竹が壮観の竹林公園

さらに川を下り、橋を渡って少々歩くと竹林公園にたどり着いた。多摩北部都市広域行政圏協議会によると、従来の竹林を整備して1974年に公園として開いたもので、2000本の孟宗竹が茂っている。獣道のような歩行路を進み、飛び石を超えると思っていたよりも壮観だった。落ちて枯色になった笹の葉が積もり、竹の柵がえもいわれぬ風情を醸し出している。

そして至るところに設置している「たけのこを抜かないで下さい」という看板。おそらく最古のものだろうと思われる年季の入った看板は「たけのこをぬかないようにしましょう」と書いてあった。抜く人が絶えないため、手ぬるいメッセージから態度を硬化させたものと思われる。

ここまで来たら、目的地の東久留米駅はすぐそこ。イオンモール東久留米への復路も歩くつもりでいたが、思いのほか暑かったこともあってシャトルバスで戻ることにした。

冒頭で触れた通り、イオンモール東久留米は珍しく公共交通機関での来店を推奨している。この東久留米駅からのシャトルバスのほかに、敷地外ではあるがほぼ目の前のバス停には西武池袋線・ひばりヶ丘駅、西武新宿線・田無駅からのバスが停車する。

パーティールームに“展望席”もあるフードコート

東久留米駅からシャトルバスに乗り、10分ほどで到着した。十数人ほどで満席になるくらいの車内は結構埋まっていた。平日昼間の集客力も侮れない、それがイオンモールだ。平面駐車場もほぼ満車で、思っていたよりも賑わいがある。

朝から1万5000歩ほど歩いた。出不精の私にとっては、十分すぎる食前の運動だ。3階のフードコートへと足を速める。エスカレーターが遅い。着いたのはちょうど正午、席の埋まり具合は6~7割といったところか。

「Comfort Dining」と名付けられたこのフードコートは、通常のテーブル席がメインではあるものの、いくつか特徴的な席がある。その一つが「パーティールーム」。とはいっても別に大層なものではなく、半個室のような感じでテーブル席がいくつもあるスペース、といった感じの空間である。

窓際にはボックス席もある。周囲に高層建造物がそうないので、高さは3階ながらそこそこの眺めで、ちょっとした「展望席」だ。とはいっても見下ろすのは駐車場で、平らな街並みが広がっているにすぎないのだが。

それでも、視界が開けているのは気持ちが良い。はるか遠くには、埼玉・所沢市中心部のビル群が見える。

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