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「できるリーダー」とそうでもない人の決定的な差 才能だけではなく学習や経験で身につけられる

東洋経済オンライン / 2024年6月10日 15時30分

P軸は課題や目的・目標を達成するための行動、M軸は人間関係を維持するための行動の指標です。これにより分類された4つのタイプは下記の通りです。

1.pm(スモール・ピー・エム)型リーダー

チームの課題達成力も弱く、人間関係をつくる力も弱いリーダーです。いわゆる「ダメなリーダー」です。

2.pM(エム)型リーダー

チームの目的・目標達成よりも、人間関係を優先するリーダーです。いわゆる「いい人タイプのリーダー」です。 人間関係をよくすることができるかもしれませんが、チームの成果を出すことが難しいかもしれません。

3.Pm(ピー)型リーダー

目的・目標達成に重点を置き、人間関係はあまり重視しないリーダーです。「厳しいリーダー」と見られることがあります。チームの成果は出せますが、メンバーとの人間関係をうまく保てない可能性があります。

4.PM(ピーエム)型リーダー

目的・目標達成、人間関係ともに積極的な行動をとるリーダーです。いわゆる理想の「できるリーダー」です。 チームの成果を出しつつ、チーム内の人間関係をうまく保てる理想のチームリーダーです。

できるリーダーが備える能力

できるリーダーはP軸の課題達成力と、M軸の組織(人間関係)維持力の両方の行動をとる必要があります。今の自分は、P軸とM軸のどちらが得意か、今後はどのように考え、行動すべきかを考えてみてください。

もし自分1人だけで両方は難しそうだと思う人は、「シェアド・リーダーシップ」を活用し、例えば自分がP型、サブリーダーがM型リーダーシップを発揮することも可能です。すばらしいチームをつくるためには、P軸とM軸の両方が必要となります。

このように自分の長所と短所を理解し、長所をいかし、伸ばし、短所を改善したり、人に協力してもらうなどして、リーダーシップを高めていきましょう。

青山学院大学陸上競技部は、お正月に行われる箱根駅伝などで何度も優勝するなどのすばらしい成績をおさめています。チームが強いというだけではなく、チームワークもすばらしいとまわりから高く評価されています。その成功には、原晋監督のすばらしいリーダーシップが大きく影響しています。

原監督は、課題達成力と組織(人間関係)維持力を合わせ持つPM型リーダーです。箱根駅伝などの全国大会で優勝するという高い目標の達成と、チームワークづくりをバランスよく行い、チームの成功とメンバー1人1人の成長へとリードしています。

状況によってリーダーシップを変えよう

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