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レクサスのミニバン「LM500h」本命6人乗りの中身 単なるアル/ヴェルの豪華版ではない仕上げ方

東洋経済オンライン / 2024年6月11日 7時40分

4人乗り「エグゼクティブ」の2000万円に対し、6人乗り「バージョンL」は1500万円の価格で登場(写真:トヨタ自動車)

レクサスが、ミニバン「LM」に6人乗り仕様を追加。2024年5月9日に発売した。2023年に大型ディスプレイをそなえたパーティションつきの4人乗り「LM500hエグゼクティブ」のみで登場し、話題を呼んだ現行LM。

【写真40枚以上】アルファード、ヴェルファイアとは違う!レクサス「LM500hバージョンL」の2・3列目シート

追加された「LM500hバージョンL」は3列シートで、しかも2列目は大きくリクライニングする機構を持つ。ただし、市場にはすでに「アルファード/ヴェルファイア」が存在する。LMはどこに勝算があるのだろう。

6人乗りで使い方に広がりを

「当初の4人乗り、LM500hエグゼクティブは、国内での“頭出し”でした」と言うのは、開発を担当したレクサスインターナショナルの落畑学主幹。

LMの初代モデルは、中国をはじめとするアジアやインドなどでのみの販売で、日本への導入はなく、今回の2代目が日本デビューとなる。

独自の存在感を演出するためか、48インチの超大型ディスプレイをそなえたパーティションで、完全に前後席を分けたエグゼクティブからの導入。今までどのメーカーも手がけていなかった贅沢なリムジンとしての存在感は、たしかにあった。それが主幹の言う「頭出し」である。イメージリーダーとも言い換えられるだろう。

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「今回、導入した6人乗りのバージョンLは、ビジネスシーンにおける送迎など、LMというモデル名は共通でも、使い方に広がりを持たせるためのモデルです」

3000mmのホイールベースを持ち、独立したシートが6人分。特に2列目シートは、大きな角度(最大約70度)でバックレストが倒れ、停車中に身体を休められるのがセリングポイントだ。

この2列目シートは、電動あるいは手動で前後スライドが可能。最大480mm後ろに下げてオットマンを展開させれば、足元もゆったりと休ませられる。ただし、レクサスでは、走行中はアップライトで座ることを安全性の面から推奨したいと、この機能を大々的に宣伝してはいない。

実車に接して驚いたのは、2列目シートのスライド機構。2列目に座ってシート位置を調整するときはゆっくり動き、車外からシートアレンジのためにスライドさせようとスイッチ操作すると素早く動くという、気の使いよう。

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