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竹下通りが外国人と母娘連れのワンダーランド化 カワイイ系ファッションの女子高生はどこへ?

東洋経済オンライン / 2024年6月15日 12時0分

平日も混雑している原宿竹下通り(筆者撮影)

コロナ禍で閉鎖する店が相次ぎ、閑散としていた原宿竹下通りは今どうなっているのか。そんな思いから6月の平日の月曜日に同地を訪れてみると、そこにはコロナ前とも激変した新たな光景が広がっていた。

【写真】「哺乳瓶ソーダ」を求めて行列に並ぶ母親と女児

「エキメンアイドル」がお出迎え

山手線の原宿駅で降り、竹下口に向かう。ホームから階段を下りると山手線原宿駅のエキメンアイドル「竹下宮斗」のパネルが飾られていた。

改札口を出て竹下通りにつながる明治通りの交差点で信号待ち。すでに訪日外国人客が竹下通りの入口を背景に記念撮影中だ。幼児からおじいちゃん、おばあちゃんまでの6人連れの家族。話し言葉からタイ人のようだ。

入口の歓迎ボード(LED)ビジョンには、通りの入口に立っている人々の姿を映し出す瞬間がある。それを待ち構えて外国人客たちが一斉にシャッターを切る。そんな光景が繰り返されている。

通りには相変わらずドラッグストアやコンビニ、コーヒー店など全国チェーンの店が軒を連ねている。零細ショップには家賃が高すぎるのだろうか。

その一角、「ダイソー」に外国人のグループが流れ込んでいく。何がお目当てなのか? 後を追ってみる。

【写真】カワイイ系ファッション女子がいない⁉ コロナ禍を経て客層がガラリと変わった現在の「原宿竹下通り」(13枚)

1階のあるコーナーで彼らが手にしていたのは、寿司ネタが書かれた湯呑み茶碗や浮世絵が描かれた扇子、若狭塗の箸だった。寿司ネタの名前入り湯呑み茶碗は300円。彼らにしてみれば、円安メリットもあってそれこそ爆買いしても痛くもかゆくもないだろう。

ちなみにダイソーは店内撮影OKとなっている。撮った写真をSNSにアップして仲間らに広めてもらおうという狙いだ。なかなか賢明である。

竹下通りを象徴するものの一つに、あの甘い匂いが鼻をつくクレープがある。コロナ禍で老舗のクレープ店は閉鎖したが、「SWEET BOX」は健在で、多くの客が思い思いの品を注文していた。

カワイイ系ファッション女子を見かけない!?

歩いていて気付いたのだが、いわゆるカワイイ系ファッションの少女たちの姿がほとんど見られない。平日の昼ということもあるのだろうが、存在感を放っているのは外国人客と30歳前後のママと幼稚園から小学生ぐらいの女の子の母娘連れ。うーん、外国人が6割、母娘が2割といったところだろうか。

ある一角で、母娘集団が長蛇の列をつくっていった。先頭の方に向かい、「Sweet XO Good Grief」という店の入口近くで30代前半アジア系とおぼしきお母さんに声を掛けてみた。

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