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木村拓哉「Believe」があぶり出した元SMAPの現在 木村、稲垣、草なぎ、香取…それぞれの「俳優業」の現実

東洋経済オンライン / 2024年6月15日 13時30分

SMAP解散後は、「きれいのくに」(NHK総合)で「男性はみんなこの顔」という謎の男、「スカーレット」(NHK総合)で白衣を着たがらない医師など、主に助演としてさまざまな役柄を演じ続け、大人の俳優としての存在感を高めている印象を受けます。

幅の広い役柄を自由に演じる3人

次に草彅剛さんは現在、白石和彌監督の時代劇で主演映画の「碁盤斬り」が公開中。また、樋口真嗣監督のNetflix映画「新幹線大爆破」の主演も発表されています。

SMAP解散後は、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合)で徳川慶喜、朝ドラ「ブギウギ」(NHK総合)で服部良一氏がモデルの作曲家、「罠の戦争」(カンテレ・フジテレビ系)で復讐に燃える議員秘書を演じたほか、映画「ミッドナイトスワン」では「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞などを受賞。昨年末には「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」(NHK総合)でコーダ(聞こえない両親を持つ)の手話通訳士を演じるなど、主演・助演を問わず難役のオファーが殺到し、それに応えることで国民的俳優に近づいているようなムードがあります。

さらに香取慎吾さんは今年、舞台「テラヤマキャバレー」で主人公の寺山修司を熱演。演劇界の巨匠・デヴィッド・ルヴォーの演出などもあって、その演技と歌が称賛を受けました。

SMAP解散後は「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(テレビ東京系)で主演を務めたほか、三谷幸喜さんの舞台「日本の歴史」に出演したり、NHKの特集ドラマ「倫敦ノ山本五十六」でのちに連合艦隊司令長官となる山本五十六を演じたり、バラエティの「誰も知らない明石家さんま」(日本テレビ系)でビートたけし役に挑むなど、自由で振り幅の大きい俳優業が続いています。

新しい地図の3人はSMAP時代のように主演だけでなく助演も含めて、幅が広く、やりがいのありそうな役柄を演じ続けてきたことがわかるのではないでしょうか。また、旧ジャニーズ事務所への忖度などから民放各局のドラマ出演こそ少なかったものの、NHK、映画、舞台、動画配信サービスとさまざまな場に自由なスタンスで出演している様子がうかがえます。

同世代の反町と竹野内はどうなのか

一方、木村さんの出演は、ほぼドラマと映画に集中し、基本的に主演のみ。しかもその大半で有能かつ正義の主人公を演じ続けています。また、木村さんの主演ドラマは必ずと言っていいほど豪華キャストが話題になりますが、映画でも「検察側の罪人」で二宮和也さんと吉高由里子さん、「マスカレード」シリーズで長澤まさみさん、「レジェンド&バタフライ」では綾瀬はるかさんと中谷美紀さんなど、主演級俳優を従えるような形で主演を務めてきました。

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