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今年は昨年以上「夏の暑さに備える」ための養生法 今から始めて徐々に体を変えていくことが大事

東洋経済オンライン / 2024年6月16日 10時0分

入浴はシャワーで済ませず、湯船に浸かることをおすすめします。熱い湯や長風呂は熱がこもり、逆効果です。今の時期は40℃未満の湯に10分程度、全身浴するのがいいでしょう。全身浴によって水圧がかかり、体内の余分な水が排出されます。

重だるい、頭痛があるときの漢方薬

湿熱がこもらないような養生を心がけてもうまくいかない場合、漢方薬が有効なことがあります。代表的な処方が五苓散(ごれいさん)で、体内の水の偏在を正す漢方です。

気象病などでもよく使われ、二日酔いの予防などにも使われます。

西洋薬の利尿剤は体内の水を排出するだけですが、五苓散は余分な水は排出し、不足しているところには水を運びます。

湿熱がこもると体が重だるく、頭痛や関節痛などの原因になることもあります。そんなときは五苓散を服用すると、水のバランスが整い、症状が改善します。

湿気が多い日本では五苓散は特に需要の多い処方です。気になる方は、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談してみるといいでしょう。

今回は、最近よく聞かれるようになったアロスタシスにスポットライトを当てましたが、アロスタシスは「未病治」「養生」などを重視する漢方医学になじみ深い考え方です。

昔の養生が、現代の健康法に通じるというのも、おもしろいものです。

平地 治美:薬剤師、鍼灸師。 和光鍼灸治療院・漢方薬局代表

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